サマーリーグに出場した渡邉雄太選手のスタッツまとめです。
サマーリーグで確かな爪痕を残した渡邉雄太。
今回は出場したサマーリーグ5試合のスタッツを一覧にまとめてみました。
スタッツ
対戦相手 |
出場 |
得点 | REB | AST | STL | BLK | FGM | FGA | FG% | 3PM | 3PA | 3P% | FTM | FTA | FT% |
マジック | 21 | 8 | 5 | 2 | 0 | 2 | 3 | 9 | 33.3 | 2 | 6 | 33.3 | 0 | 0 | 0.0 |
サンダー | 27 | 13 | 5 | 0 | 2 | 4 | 3 | 7 | 42.9 | 1 | 4 | 25.0 | 6 | 6 | 100 |
ウルブズ | 26 | 14 | 4 | 1 | 0 | 2 | 5 | 11 | 45.5 | 4 | 6 | 66.7 | 0 | 0 | 0.0 |
ロケッツ | 26 | 4 | 7 | 0 | 1 | 0 | 2 | 5 | 40.0 | 0 | 2 | 0.0 | 0 | 0 | 0.0 |
ペイサーズ | 18 | 8 | 0 | 3 | 1 | 0 | 3 | 7 | 42.9 | 0 | 3 | 0.0 | 2 | 2 | 100 |
平均 | 23.6 | 9.4 | 4.2 | 1.2 | 0.8 | 1.6 | 3.2 | 7.8 | 41.0 | 1.4 | 4.2 | 33.3 | 1.6 | 1.6 | 100 |
通用した部分と課題
サマーリーグを通じて通用した部分と課題です。あくまで個人的な見解です。
オフェンス
3Pは及第点。確率はNBAチームに入って練習すれば上がることを期待します。
ドライブしてからのジャンパーは完全に振り切れていないシーンもありましたが打点が高いのでブロックされず安定して決めました。
一方で課題は接触されながらのフィニッシュです。
3Pが警戒されているのでそこからドライブできるのですが、最後のフィニッシュで相手に当たられると決められないシーンがあったのでそこは課題でしょう。
ただ、最終戦は相手に当たられる前にジャンパーを打って決めていたので、フィジカルは鍛えるとしても、当面はミドルレンジから打ってく方が良いのかもしれません。
ディフェンス
インサイドのディフェンスもアウトサイドのディフェンスも通用していました。
インサイドプレイヤーとマッチアップする機会も多かったのですが、高さとパワーで上回る相手に粘り強くついていって最後はタイミングを合わせてブロックしてました。
少し心配なのがスピード面。最後までしっかりついていってタフショットを打たせるか、ブロックして止める感じなのでスピードでかわされると厳しいです。
そこは慣れの部分もあると思うので今後に期待です。
総じてディフェンスはすばらしかったと思います。
感想
まずまずのスタッツを残したと言えるのではないでしょうか。目を引くのが1.6ブロック。日本人の選手が海外でこれだけブロックできるとは驚きです。
決して高さで圧倒しているわけではないのですが、タイミングをうまく合わせてブロックしています。それを可能にしているのはアウトサイドのプレイヤーにもインサイドのプレイヤーにも最後まで粘り強くついていっているディフェンスです。
オフェンスでも3Pは33.3%でこれからの伸びしろを考えると許容範囲かと。ただ試合によって波があるので安定感は欲しい。
また、スタッツに現れないディフェンスでもかなり貢献していました。簡単に相手に抜かれず最後までついていき難しいシュートを打たせて落とさせていました。相手のエースとマッチアップする機会も多くディフェンス面でかなり信頼されている証拠だと思います。
出場時間も多くチームの主力として信頼されているのがわかります。ひたすら自分のアピールに走るプレイヤーが多いなか献身的なプレイでチームに貢献する姿勢も評価されているのでしょう。
まさか日本人がサマーリーグのチームで主力になる日がくるとは夢にも思いませんでした。W杯の二次予選にも参加する意向のようなのでそちらも楽しみです。
今後も渡邉雄太選手を応援したいと思います。