ダイの大冒険が大好きな管理人が厳選した名言集です。
ダイの大冒険ではメインキャラを筆頭に数々の名言が存在します。
管理人はダイの大冒険が大好きで大人になってからも何十回も読んでいるのですが読めば読むほど名言が見つかり、新たな発見を楽しめます。
ダイの大冒険の名言
名言を紹介するにあたり、ただ単にセリフを乗せても恐らく良さが伝わらないと思います。
例えばあのスラムダンクの三井の「バスケがしたいです」というセリフはよく名言に取り上げられますが、正直その背景を知らない人からしたら間違いなく感動は伝わらないと思います。
今回の記事もそんなふうになってしまったら悲しいので、名言を掲載するとともにその背景を載せて良さを伝えていきたいと思います。
アバンの使徒達の名言
まずはアバンの使徒とアバンの使徒に味方するキャラの名言を紹介します。
各キャラ一つづづにしていますが、名言が多いので迷いました。
ダイの名言
場所 :バーンプレス
発言した相手:大魔王バーン
・・・・人間が・・・
たまにそういいうひどい事をするなんて・・・百も承知だ
お前の言う事もうそじゃないと思う
・・でもいいんだ!
それでもおれはみんなが・・・人間たちが好きだ!!!
おれを育ててくれたこの地上の生物すべてが好きだ!!!
・・・もし本当におまえの言う通りなら・・・
地上の人々すべてがそれを望むなら・・おれはっ・・・おれはっ・・・!
・・・おまえを倒して・・・!この地上を去る・・・!!ダイの大冒険 第32巻 ミスト最終決戦 P58~60
大魔王バーンとの最終決戦の際に出た勇者ダイの最高の名言です。
双竜紋となったことにより一度は大敗したバーンと互角の力を手に入れたダイ。
バーンはそんなダイを最強の敵と認めた上で自身の部下にならないかと誘いかけます。
バーンの言い分としてはダイにとってもその方がメリットがあるからとのこと。
バーンは人間達と自分との違い以下のように語ります。
<人間たち>
苦しい時はダイに助けを求めてくるが平和になった後は必ずダイを迫害する。
なぜなら純粋な人間ではないダイに誰も人類の頂点に立ってほしいとは思わないから。
<バーン>
いかなる種族であろうと強い者へ差別はしない。
反旗を翻したバーンやバランに対してもその強さに敬意を抱いている。
またダイの父であるとバランもこの質問にはYESと答えたのだと話し、超優秀なプレゼンをダイに披露します。
このバーンのプレゼンに対するダイの回答が上記のセリフです。
ダイは人間にはバーンの言うような醜い面、つまり嫉妬心や虚栄心などがあることを認めた上で、そういったこともひっくるめて、それでも人間が好きだと語ります。
そしてバーンを倒した後に全ての人間がダイの存在を望まないのであればこの地上を去るとまで言います。
厳密にいえばダイの仲間たちがダイを迫害することはありえないので、大多数の人間がダイを望まないのであればという事を言っているのだと思いますが、ダイにはそれだけの覚悟が出来ているということです。
このセリフはダイが父バランのように人間のとても醜い面にそれほど多く触れていないことや、まだ少年であるが故の純粋さによるものももちろんあるとは思います。
それでも人類に対して見返りを求めない無償の愛を持ち合わせている勇者ダイの心の広さを味わせてくれるので、管理人のとてもお気に入りです。
ポップの名言
場所 :バーンプレス
発言した相手:大魔王バーン
5つか6つの時・・・だったかなぁ・・
ある夜おれは「死」について考えだした
死んだらどうなるかどこへ行くのか
考えれば考えるほど怖くなって・・・
夜中におれは泣きだした
親父たちがびっくりして飛び起きた
どうしても人は死んじゃうの!?どうしてずっと生きていられないの!?
わけがわからなくなっておれは泣きわめき続けた
・・・そしたら・・母さんが・・・
母さんが抱きしめてくれて・・・
おれにこう言ってくれたんだ・・・
”人間は誰でもいつかは死ぬ・・・だから・・・だからみんな一生けん命生きるのよ”
・・・って・・・!!
あんたらみてえな雲の上の連中に比べたらおれたち人間の一生なんてどのみち一瞬だろう!!?
だからこそ結果が見えてたってもがきぬいてやる!!!
一生懸命に生き抜いてやる!!!
残りの人生が50年だって5分だって同じことだ!!!
一瞬・・・・!!だけど・・・閃光のように・・・!!!
まぶしく燃えて生き抜いてやるっ!!!
それがおれたち人間の生き方だっ!!!
よっく目に刻んどけよッ!!!このバッカヤローツ!!!!ダイの大冒険 第36巻 閃光のように P54~59
バーンとの最終決戦。
ほぼ全戦力を結集してバーンプレスに乗り込んできたダイたちに対してバーンは地上に黒のコアを設置して、ダイ達が守るべき地上を破壊する準備を整えていました。
爆発まで残り5分という絶対絶命の場面。
バーンプレスにいるポップたちが地上に戻って爆発を阻止するのは不可能な状況です。
ダイは守るべき地上がなくなることに戦意を喪失して倒れこみます。
一方ポップはもう間に合わない状況の中でも必死にもがき続けます。
そんなポップを見たバーンがなぜ無意味なことにもがき続けるのかと問いかけます。
その問いに対するポップの回答が上記のセリフでした。
魔族に比べて圧倒的に短い寿命だからこそ、その一瞬を無駄にせず生き抜いてやるというポップのセリフは大人になってからも時間の大切さを思い知らせてくれる名言です。
このポップのセリフを聞いてダイは再び戦意を取り戻し、奇跡の逆転劇へとつながるのでした。
レオナの名言
場所 :バルジの塔
発言した相手:パプニカ兵士たち
いくら大事な物でも争いの種になるのならいらないわ
みんな・・・あたしたちがこうして身を隠し反撃の準備を整えているのは魔王軍の悪事をくじくためなのよ
それなのにあたしたち自身が自分の欲のために他人を傷つけたりしてどうするの!?
それじゃ魔王軍と変わらないじゃない!ダイの大冒険 第6巻 残酷!フレイザード P41~42
魔王軍の侵攻により撤退を余儀なくされたレオナ率いるパプニカ軍。
戦うことを諦めたわけではなくバルジの塔で反撃の機会を窺っていました。
バルジ島にあるバルジの塔はバルジの大渦に守られているので人を寄せ付けることがなく、魔王軍から身を隠すにはうってつけの場所です。
しかし一方で人を寄せ付けない場所であるため食糧補給などが難しくなります。
そんな中で兵士たちの中では自分の食糧が少ない!という争いが起きます。
兵士たちが食料が入った袋を取りあったのです。
その中にレオナが割って入り、食料が入った袋をはじきとばします。
その際に兵士の一人から「残り少ない貴重な食糧なのに何をなさるのです!?」と言われての回答が上記のセリフでした。
レオナは第1巻のデルムリン島で登場して以来、第6巻で久しぶりの再登場だったのですが、このセリフだけでレオナが王族の血だけで人の上に立っているのではなく、人の上に立つものとしてふさわしいカリスマ性を備えていることがわかります。
レオナは他のメンバーに比べて戦闘面での貢献が少ないのですが、王族として民をまとめるという働きを立派に務めており、レオナらしさが出た上記のセリフは管理人のお気に入りです。
マァムの名言
場所 :バーンプレス
発言した相手:アルビナス
(…そうだわ!正義なき力と同じように力なき正義もまた無力!!いくらアルビナスが同情すべき相手でも…ここでやられてしまうわけにはいかない…!!!)
そうよ・・・私にも・・・私にだって・・・!!!
……アルビナス!!あなたを倒すわ!
守らなければいけない大切な人がいるのは…あなただけじゃない…!!!ダイの大冒険 第26巻 涙の敵陣突入!!! P41~42
バーンプレスでのアルビナスとの戦闘の最中でのセリフ。
マァムはアルビナスの戦いの目的がハドラ―を救うことであることを知ります。
アルビナスはアバンの使徒を全滅させたご褒美にバーンの超魔力で残り少ない寿命のハドラ―を救ってもらおうと考えたわけです。
マァムはアルビナスのその話を聞いて、誰かのために戦うアルビナスを敵として見れなくなってしまいます。
しかしハドラ―を救うことで頭がいっぱいのアルビナスはマァムの話に全く耳を傾けることはありません。
一時戦意を失ったマァムですが自分にも戦う理由、アルビナスのように守るべき人がいることを思い出します。
その時のセリフが上記のものです。
マァムは戦闘要員なのですが戦闘でメインで大活躍をするのはザムザ戦とこのアルビナス戦の2つのみです。
今までのような単純な憎むべき敵ではなく相手にも守るべきものがいることをこのアルビナスとの戦闘で経験したマァムは人としてより成長することになります。
今まで誰かに与えるための愛しか知らなったマァムが、アルビナスのように自分のために誰かを愛するという行為があることを深く考えるようになったわけです。
この戦いを経たからこそ、この後のポップからの好きだという告白も正面から受け止めることができたのでしょう。
よく出来た展開です。
ヒュンケルの名言
場所 :バーンプレス
発言した相手:ヒム
情けではない
これはオレの命令だ
もし 勝者に敗者の生命を奪う権利などというものがあるなら…
オレはおまえから生命ではなく…死を奪う…!!!ダイの大冒険 第26巻 涙の敵陣突入!!! P41~42
一度はヒュンケルに敗れたものの死の淵からよみがえったヒム。
ハドラ―の禁呪法で生まれたヒムはハドラ―の死と同時に消滅するはずでしたが、奇跡が起きてハドラ―の生まれ変わりのような形で復活しました。
復活したヒムは闘気を使えるようになり、ヒュンケル相手に互角以上の戦いをしますが、最後はヒュンケルの決死のカウンターを受けて敗れます。
敗れたヒムはヒュンケルにとどめをさせと言います。
それに対するヒュンケルの回答が上記のセリフです。
ヒュンケルのセリフは詩的な格好いいものが多いです。
このヒュンケルのセリフは自身がレオナから受けたセリフが形を変えたものです。
ヒュンケルはかつて不死騎団長としてパプニカを滅ぼした張本人で自らレオナに裁かれることを希望しました。
自分はパプニカを滅ぼしたのであるからレオナに切り捨てられてもかまわないという思いで判決を託したヒュンケルですが、レオナはこれからもアバンの使徒として生きること命じたのです。
レオナからヒュンケルに伝達された言葉がヒュンケルの中で消化されて新たな仲間であるヒムを誕生させたシーンでした。
こうしてみるとダイやポップだけでなくヒュンケルも成長していることがちゃんとわかります。
アバンの名言
場所 :?
発言した相手:幼い頃のマァム
・・マァム
あなたは本当に優しい人ですね
・・でもねマァム
愛や優しさだけでは必ずしも他人を守れない時もあるのです
正義なき力が無力であるのと同時に力なき正義もまた無力なのですよ
それにこの武器はあなたの攻撃力をおきなうだけでなく回復・防御呪文で人を救うこともできます
要は使いかたですよ
大丈夫!あなたが使っているかぎりこれが正義なき力になることは絶対にありません!ダイの大冒険 第3巻 集え!!アバンの使徒 P55
幼い頃アバンの授業を受けていたマァムは卒業の日にアバンのしるしと魔弾銃をもらいます。
しかしまだ幼いマァムは魔弾銃をただ恐ろしい道具としか認識できず、泣いてしまいます。
ただ父や母のように村の人を守ってあげれる人になりたいと思っていただけなので急に銃を見て驚いてしまったのです。
そんな幼いマァムに対してのセリフが上記のものになります。
アバン先生も魔弾銃という武器が使いようによっては物騒な物になってしまうのはわかった上でマァムに託しています。
アバン先生も言っている通りマァムであれば正義のためだけに使ってくれると信頼したうえでのことなのでしょう。
アバン先生とマァムの修行のやり取りはこの卒業の日の回想シーンだけですが、これだけで二人が良い時間を過ごしてきたとわかるセリフです。
クロコダイン
場所 :どこかの岩場
発言した相手:ヒュンケル
・・・ヒュンケルよ・・・
オレは男の価値というのはどれだけ過去へのこだわりを捨てられるかで決まると思っている
たとえ生き恥をさらし万人にさげすまれようとも己の信ずる道を歩めるならそれでいいじゃないか・・・
・・・オレはダイたちに加勢しに行く・・・!
それが武人の誇りを思い出させてくれたあいつらに対するせめてもの礼よ!!ダイの大冒険 第7巻 不死身の救世主!!! P72
地底魔城でフレイザードの奇襲を受けたダイ達を自らの身を犠牲にして助けたヒュンケル。
マグマに飲み込まれて死亡したかと思われましたがクロコダインがぎりぎりのところで助けたことにより生きていました。
助けられたヒュンケルはクロコダインに思いを吐露します。
自分の弱さをたなに上げてずっと見守ってくれていた師アバンや人間を恨んでいたことを恥じて、死んで精算したかったと。
このままおめおめ生き恥をさらしたくないと語ったヒュンケルへのクロコダインのセリフが上記になります。
ヒュンケルはこの言葉を聞いて自らの犯した罪は死んだ位で精算されるようなものではないと己を奮い立たせてダイ達のために戦い続けることを決意しました。
ダイの大冒険ではダイとポップの友情がフォーカスされていますが実はこの二人の間にも確かな友情がありお互いを信頼しあっていることがわかります。
ヒュンケルがいなければダイ達が大魔王バーン討伐を成し遂げることは間違いなくなかったので、ヒュンケルを奮い立たせたこのクロコダインのセリフはストーリー上非常に重要なものでした。
バランの名言
場所 :バーンプレス
発言した相手:ダイ
・・・子供がどう願っても親とは常にこうしてしまうものなのだ
おまえも大人になればいつかきっと判る
・・・ダイ・・・とてもいい名前だ
だが私とソアラがつけた名前も心の片隅で覚えておいてくれ
ディーノ・・・
アルキード王国の言葉で”強き竜”という意味があるらしい・・・ダイの大冒険 第21巻 さらば我が子よ・・・!! P151
バーンプレスでの決戦。
ダイとバランの二人の竜の騎士を一人で迎え撃つハドラ―。
超魔生物となりパワーアップしたハドラ―。
そのことに加えて、ハドラ―の体内に黒のコアが埋め込まれていることによりダイとバランは全力で戦うことが出来ず苦戦を強いられます。
そんな闘いの中、ダイはバランをかばうことで深手を負います。
ダイにこれ以上負担をかけられないと考えたバランはダイにラリホーマをかけて眠らせます。
なぜ?と問いかけるダイへのバランの答えが上記のセリフです。
このシーンを親になって読み返してみるとぐっとくるものがあります。
ダイはバランが死ぬつもりだと悟り、涙を流しながら眠りにつくのですが、その姿を見たバランはまだ赤ん坊のダイを寝かしつける際に泣かせてしまいソアラに怒られるシーンを回想します。
管理人もこれを見て泣きました。。
人の心を捨てたバランがダイと接することで(ヒュンケルの貢献もありますが)また人の心を取り戻し、最後はダイをかばって亡くなります。
バランの「親とは常にこうしてしまうものなのだ おまえも大人になればいつかきっと判る」は本当に大人になって子供を持たないとわからない心境です。
ぜひ大人になってから見返してほしいシーンです。
魔王軍の名言
名言があるのはアバンの使徒たちだけではありません。
ダイの大冒険は数多くの魅力的な敵キャラが存在しており、この敵キャラたちがダイの大冒険をワンランク上の漫画に引き上げています。
そんな敵キャラたちの名言を紹介していきます。
大魔王バーンの名言
場所 :バーンプレス
発言した相手:ダイ
・・・念のため・・・聞いておこう・・・
・・・余の部下にならんんか・・・?
おまえの父はこの問いに”YES”と答えた・・・
純粋な竜の騎士であるがゆえにバランは人間がいかに醜く愚かな生物であるかも良く判っていた
・・・人間は最低だぞダイ
おまえほどの男が力を貸してやる価値などない連中だ。
そんな奴らのために戦って・・・それで勝ってもどうなる・・・?
・・・賭けてもいい
余に勝って帰ってもおまえは必ず迫害される・・・!
・・・そういう連中だ人間とは
奴らが泣いてすがるのは自分が苦しい時だけだ
平和に慣れればすぐさま不平不満を言いはじめよる
そして・・・おまえは英雄の座をすぐに追われる・・・
勝った直後は少々感謝しても誰も純粋な人間でない者に頂点に立って欲しいとは思わない・・・!それが人間どもよ・・・!ダイの大冒険 第32巻 ミスト最終決戦 P53~56
バーンプレスでの闘いの最中、自らと互角の力を持つダイに対しての勧誘のセリフが上記になります。
魔王の決まり文句に「余の部下にならんか?」がありますが、バーンほど理路整然と部下になることのメリットを説明してくれたキャラはいないでしょう。
大魔王バーンは悪役なのですが単に悪い奴では終わらない魅力があります。
それはバーンには一貫した主張があってそれを貫き通しているからです。
バーンの主張は「力こそ全て」で、その主張のとおり強いものであれば人間であるヒュンケルも、バーンにとって憎き神々が作った竜の騎士であるバランも配下にする懐の深さがあります。
そういった器の大きさに加えて自らが神になるという大きな野望も持ち合わせています。
こういったバーンの背景に読者は魅力を感じるのでしょう。
管理人は大魔王バーンほど魅力のあるラスボスはいないと思っています。
ハドラ―の名言
場所 :バーンプレス
発言した相手:ポップ
・・・うぬらそれでもアバンの使徒かっ!!?
こんな所で力付きてしまうような連中にその名を名乗られてはあの世のアバンもうかばれまいっ・・・!!!
・・・オレが生命を賭けてまで倒そうとしたアバンの使徒!
それは不屈の魂を持った希望の戦士だっ!
最後の最後まで絶望しない強い心こそがアバンの使徒の最大の武器ではなかったのかっ!!ダイの大冒険 第28巻 復活!!!大勇者 P37~38
ダイとの正々堂々の真剣勝負に敗れたハドラ―。
力を使い果たしたダイとハドラ―をキルバーンのトラップが襲います。
ポップが救助に入ったことで全滅は免れますが、決して助かったわけではなくポップのヒャダルコでキルバーンの炎を何とか抑えている状況。
あまりにも炎の勢いがすごく諦めそうになったポップに向かって放ったハドラ―のセリフが上記になります。
管理人の中で魔王軍の主役はハドラ―だと思っていて、その理由は成長度にあります。
ハドラ―ほど肉体的にも精神的にも成長したキャラは魔王軍にはいません。
読者は最初情けなかったキャラ、弱かったキャラが様々な困難を乗り越えて強く成長するところに感動を覚えます。
そんな成長を見せてくれたハドラ―は間違いなく魔王軍の主役と言えるでしょう。
上記のセリフにはハドラ―のアバンの使徒への思いがまるごと詰まっていて非常に好きなセリフです。
ポップも言っていますが「アバンの使徒」というのものに実際のアバンの使徒であるダイやポップよりも一番の敵であるハドラ―の方がこだわっています。
それだけハドラ―がアバンの使徒のことを考えて、そのために命をかけたということです。
ハドラ―はアバンの使徒というライバルのおかげで成長出来たことは間違いなく、ハドラ―自身もアバンの使徒は素晴らしかったと最後にアバンに言い残します。
序盤憎みあう関係だったハドラ―とアバンの使徒は終盤でお互いを高めあう最高のライバルという形に昇華されるのでした。
フレイザードの名言
場所 :バルジの塔
発言した相手:ダイ
うるせぇな・・・
オレは戦うのが好きなんじゃねぇんだ・・・
勝つのが好きなんだよォォッ!!!ダイの大冒険 第6巻 残酷!フレイザード P98
バルジの塔での戦闘の際に炎魔塔と氷魔塔で結界を作り、自分以外の力と呪文を封じたフレイザード。
正々堂々と戦えないのかとダイに問われた際の回答が上記のセリフになります。
敵キャラと言えば手段を選ばないやつが多いですが、自らはっきり「勝つのが好き」だと宣言するフレイザードにはある種のすがすがしさも感じます。
このフレイザードのセリフはフレイザードの人格そのものを表していることと、フレイザード自身もこのセリフ通りの一貫した行動をとっており好きなセリフです。
たぶんポリシーを語ったキャラがぶれずに実行しているところが管理人は好きなのだと思います。
戦いという勝負である以上、手段を選ばず勝つことに拘る姿勢は必要だと思います。
むしろ見方によっては命がけの勝負に正々堂々を持ち出すダイの方がぬるいという意見もあるでしょう。
さてこのセリフでもう一つポイントになるのはハドラ―の人格です。
ハドラ―から生み出されたフレイザードはハドラ―の人格をもろに受け継いでいます。
よってこの時のハドラ―もフレイザードと同じく正々堂々なんてどうでもいい、それよりも勝つことが大事だと考えていたことになります。
一方で超魔生物になって覚醒したハドラ―が生み出したヒムはヒュンケルとの戦いで「・・・死んでも勝ちたかったが・・・そんな勝ち方をするなら死んだ方がマシさ・・・・!」と発言しており、ハドラ―も覚醒後は正々堂々戦うことを理念としていることがわかります。
※実際にダイと正々堂々と決闘を行っています。
このようにダイの大冒険では敵キャラのセリフ一つとってもしっかりと作りこまれている点が非常に好きです。
ザボエラの名言
場所 :地上
発言した相手:チウ
・・・覚えておけネズミ
前回の課題をすべてクリアしてはじめて”改良”という・・・!ダイの大冒険 第29巻 残酷!フレイザード P67
超魔ゾンビに閃華裂光拳が効かないことが判明し、驚くチウに言ったセリフが上記になります。
上記のセリフはまさしく反論の余地がなくその通りと思える内容です。
ザボエラからこんな正論が聞けるとは。
きっとザボエラは戦いではなくこういう方面での力をバーンに買われていたのでしょう。
出来るかわかりませんが超魔ゾンビを量産されていたら人間側は大ピンチになっていたと思います。
クロコダインの話の中でザボエラは六大団長が揃った際はその魔力でみんなから一目置かれていたという話がありましたが、決して能力は低くないのでしょうね。
単純に戦闘能力だと評価は高くありませんが、超魔生物を生み出したことを考えると魔王軍での貢献度は低くないと思います。
感想
今回の記事を書く際に改めてダイの大冒険を見直したのですが、紹介したい名言が本当に多すぎて迷いました。
上記のキャラ以外にも名言が多く、魅力的なキャラが本当に多いことがよくわかります。
管理人は上記では特に、ダイ、ポップ、バーンあたりが好きです。
皆さんも改めてダイの大冒険を見直して好きな名言を見つけてみてくださいね。
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