【ネタバレ】金田一37歳の事件簿3巻|タワーマンションを舞台にした事件

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金田一37歳の事件簿の第3巻が発売されましたね。

先日読み終わったのでまとめ記事を書きたいと思います。

第3巻ではタワーマンションからのセレブ妻転落事件が収録されています。

懐かしのキャラ真壁も登場します。

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事件について

同じアパートに住むシングルマザー森下桃香に頼まれてケータリングサービスの手伝いをすることになった金田一。

ケータリングサービスのお客さんは豪華タワーマンションに住むセレブ妻たち。

 

<事件概要>

金田一がパーティー会場で働いている最中に一人のセレブ妻美咲が自宅から飛び降りて転落死したというのが今回の事件です。

一見自殺に見えますが金田一でそんなことがあるはずもなく、美咲の日頃の傲慢な態度に腹を立てた他のマダム3人組が美咲を自殺に見せかけて38階の美咲の自宅ではなく監禁していた20階のパーティールームから転落死させたというのが事件の真相です。

金田一といえば単独犯が基本ですが今回の事件では珍しく3人組による犯行でした。

しかしトリックそのものは色々と穴が多く、金田一に初見で怪しいと見抜かれていました。

例えば

①自宅から飛び降りたように見せかけたにも関わらず被害者にハイヒールを履かせたままだった(実際は38階の自宅ではなく20階のパーティールームから突き落とした)。

②突き落とす際に自宅の鍵を美咲に持たせておらず犯人一味の一人が持ったままであった。

なおトリックの一つに3Dプリンターを利用して被害者である美咲の顔そっくりのマスクを作り、そのマスクを使用することで美咲になりすますというものがありました。
心理トリックが多い金田一にしては珍しく最新技術を使用したトリックでした。

 

ちなみに犯行動機はみんなの憧れのヨガのイケメンインストラクターと美咲がいい仲になったことが原因のようです。

第3巻ではトリックを暴くところまでで終了しておりもう少し詳細な犯行動機は4巻に持ち越しになりそうです。

 

真壁登場

金田一少年時代からの登場人物である真壁が登場しました。

当時はミステリー研究会に所属して小説を書いて賞を取っていました(実際に書いてていたのは同じミステリー研究会の鷹島友代)が、そっち方面には進まずに刑事になったようです。

20年たった今も相変わらず嫌味たらしいところは変わっていませんが、なんだかんだで金田一の発言に従い一緒に捜査をしていたりと読者を懐かしい気持ちにさせてくれます。

なお金田一の発言を聞いたのは金田一が警察の上層部にコネ(明智のこと)があること知っており、ムゲに扱うと自身の出世に響くと考えてためなので本質的なところはあまり変わっていないと思われます。

 

通用しない金田一耕助の孫という肩書

金田一少年時代は一同を黙らせることが出来た名探偵金田一耕助の孫という肩書ですが、どうやら金田一37歳の事件簿ではその神通力は薄れてきているようです。

今回も犯人の一人であるマダムに科学捜査が進んだ現代では「推理」が意味がないものだとまで言われてしまいました。

科学捜査の発展により推理の入り込む余地が少なくなっているのは最もな話なので、金田一でも犯行の舞台を科学捜査が入り込めない陸の孤島のような状態にするといった工夫がされています。

 

あとがき

37歳の事件簿だけあって少年時代とは違いセレブ妻たちのどろどろとした憎悪が原因となった事件でした。

やっぱり金田一は最新刊が出てるとつい買いたくなってしまいますね。

今後も細々と金田一のレビュー記事は続けていきたいと思います。

 

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