黄砂の籠城の感想 最高の近代史エンタテインメント『松岡圭祐』

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日本人でいることが好きになれる作品。歴史ものは今まであまり手を出していなかったのですがこれから読み漁りたくなります。

 

 

 

 

 

あらすじ
一九〇〇年春、砂塵舞う北京では外国人排斥を叫ぶ武装集団・義和団が勢力を増していた。暴徒化して教会を焼き討ち、外国公使館区域を包囲する義和団。足並み揃わぬ列強十一ヵ国を先導したのは、新任の駐在武官・柴五郎率いる日本だった。日本人の叡智と勇気を初めて世界が認めた、壮絶な闘いが今よみがえる。
 

感想

舞台は1900年の春。北京の公使館区域に居住・滞在している日本、アメリカ、ロシア等11か国の人々が、外国人排斥を目的に暴れまわる武装集団「義和団」に包囲されます。

暴徒と化した義和団の勢いは凄まじくその数は十万単位。義和団の突然の侵略に戸惑う11か国の人々。

義和団への対策について検討しますが様々な国の権力者である公使が自国の利益を優先した発言ばかりをするので全くまとまりがありません。

そんな11か国をまとめたのは新任の駐在武官・柴五郎率いる日本でした。

最初は全くアメリカやロシアの強国から相手にされていない日本でしたが、その勤勉さと柴五郎の緻密かつ的確な作戦が評価されて徐々に頼りにされていきます。

そして最終的には柴五郎が各国を取りまとめる立場にまでなります。

また義和団に追い詰められて極限状態になると他国の軍が見張りを投げ出したりするのですが、日本軍が文句も言わずにそのフォローをする姿はさすがだなと思うものがありました。

管理人は日本が手放しで一番素晴らしい国だと言うつもりはありません。しかし今回この本を読んで日本人の勤勉さ、謙虚さ、そして黙々と任務を遂行する姿勢は世界に誇れるものだなと改めて実感しました。

そしてそれらの特性は現代の日本人にも少なからず受け継がれているものだと思うし、後世にも残していく価値があるものだと思います。

ストーリーとしても義和団との戦闘、敵側の内通者の特定、起死回生の大逆転策等、ハラハラドキドキの見どころが満載になっています。

未読の方は日本人の良いところを再確認出来る近代史エンタテインメント「黄砂の籠城」をおススメします。

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