ネタバレ感想:雪煙チェイス『東野圭吾』

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

東野さんのゲレンデを舞台にした小説「雪煙チェイス」のネタバレ感想記事です。

 

 

 

感想

東野さんの作品らしくスラスラと読めた。ゲレンデを舞台に色々な人が交わるのだけど中々探している人に会えないのがもどかしい。ちなみに過去作品の「白銀ジャック」「疾風ロンド」に出演した根津と千晶が本作に再登場するので繋がりが気になる方は過去作品を読了してから読むことをお勧めする。

ネタバレ

以下はネタバレ。未読の方は注意。

 

主な登場人物

脇坂竜実:大学生。過去に福丸陣吉の犬を散歩させるアルバイトをしていた。

波川  :大学生。脇坂の友達。

福丸陣吉:事件の被害者。何者かに殺害される。

小杉  :容疑者の脇坂を追う刑事。

岡倉  :犯人。老人で福丸陣吉の囲碁仲間。ラストにのみ登場するので意外性はなし。

 

事件について

80歳の老人福丸陣吉が何者かに殺害された。同時に現金も奪われていたため強盗殺人として捜査が開始された。第一の容疑者に挙がったのは大学生の脇坂竜実。脇坂は友人からの電話で自分が全く身に覚えのない事件の容疑者にされていることを知る。

なぜなら脇坂は事件のあった時刻は事件現場から遠く離れたスキー場にスノーボードに行っていたのだ。だから犯人ではあり得ない。

しかし一人でスキー場に行っていたためアリバイを証明できる人物がいない。唯一アリバイを証言出来そうなのがスキー場で偶然出会った女性スノーボーダーだけだった。脇坂は警察が来る前に友人の波川と共に自分のアリバイを証言出来る女性スノーボーダーを探しに行くことにした。

女性スノーボーダーを探す唯一の手掛かりは「明日からは里沢温泉スキー場に行く」という彼女の言葉だけ。

里沢温泉スキー場に出発した脇坂と波川を追うのは所轄の刑事である小杉。ゲレンデを舞台に壮大な鬼ごっこが始まった。

最終的に脇坂達は女性スノーボーダーを見つけ無事アリバイを証言してもらう。脇坂を見つけた小杉も脇坂が犯人ではないことを確信して捜査本部の方針とは別に真犯人を追う。そうして小杉は岡倉にたどり着き逮捕する。殺害の動機は賭け囲碁の負けた分の金銭を催促され、支払わないなら息子に連絡すると脅されたためだった。

根津と千晶

「白銀ジャック」「疾風ロンド」に登場した二人。二人の関係は良好なものの恋愛には発展していなかったが、本作のラストで結婚することが明らかになる。

 

 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加