ナオミとカナコ:ネタバレ感想『奥田英朗』

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奥田さんの作品の中でもトップクラスの人気を誇る「ナオミとカナコ」のネタバレ感想記事です。人気に見合った面白さ。

 

 

 

あらすじ
望まない職場で憂鬱な日々を送るOLの直美は、あるとき、親友の加奈子が夫・達郎から酷い暴力を受けていることを知った。その顔にドス黒い痣を見た直美は義憤に駆られ、達郎を排除する完全犯罪を夢想し始める。「いっそ、二人で殺そうか。あんたの旦那」。やがて計画は現実味を帯び、入念な準備とリハーサルの後、ついに決行の夜を迎えるが…。

ネタバレ

やりたい仕事が出来ずに職場でくすぶっている直美と、夫のDVに悩む加奈子の二人が主人公。前半は直美視点の「ナオミの章」、後半はカナコ視点の「カナコの章」2段構成です。

ナオミの章

DVを受けて苦しんでいる親友のカナコを救うベく、カナコの夫達朗を殺害する方法を考える。

具体的な計画を考えついたナオミ。

それは銀行員である達朗に横領の罪を着せて、海外に逃亡したように見せて殺害すること。

海外に逃亡したようにみせかけるためにそっくりさんを用意して達朗のパスポートで出国させます。

無事に達朗殺害計画をやり遂げたところでナオミの章は終了。

カナコの章

達朗がいなくなり精神的に解放されたカナコ。しかし達朗の失踪に疑問を持つ者がいた。それは達朗の妹である陽子だ。

どうしても納得できない陽子は興信所の探偵を雇い調査を行う。

完璧と思っていたナオミの計画だったが調べられるとぽろぽろとボロが出てきてしまう。中でも決定的だったのは達朗を失踪したと見せかけるために達朗のパスポートで出国させたそっくりさんが日本に戻ってきたのを興信所の探偵に見つかってしまったことだ。

そっくりさんが見つかってしまったことで陽子に入れ替わりトリックに気づかれて、追い詰められたナオミとカナコ。

警察からも任意の聴取を受けてこのまま日本にいては危ないと悟り、二人で海外に逃亡することにする。

追いかけてくる陽子を振り切り二人は出国審査を終えたのだった。

感想

ハラハラポイントは二つ。二人は無事達朗を殺害できるのか。誰からもバレないのか。

途中どちらかが裏切るのかなとか思っていましたが二人の絆は固くそんなことは一切ありません。

達朗のDVはあまりにもひどく、達朗の家族もカナコへの対応はひどいため純粋に二人を応援できる。

最後どうなるのか気になりましたが二人が無事逃げきれて良かった。

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