懐かしのボクシング漫画「がんばれ元気」を振り返る

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

古今東西色々なボクシング漫画がありますが管理人が一番好きなのが今回紹介する「がんばれ元気」です。何度この漫画に泣かされたかわかりません。

最近全巻を読み返す機会があったのですがやはり面白い。面白い要素はたくさんあるのですが、一番の要素は主人公堀口元気の前向きさにあると思います。今回はそこら辺を記事にまとめてみようと思います。

あらすじ

まずは簡単なあらすじをご紹介

5歳になる堀口元気は、ドサ回りのボクサーであり父のシャーク堀口と共に、各地を転々としながら生活を送っている。そんなある日、父のプロボクサー復帰が決定。慣れないフェザー級での試合ながら連勝を飾るが、天才ボクサー・関拳児との死闘の末、帰らぬ人となってしまう。やがて時が経ち、世界チャンピオンとなった関は、不敗の王者としてボクシング界に君臨する。一方、元気は母方の祖父母に引き取られ、田舎で何ひとつ不自由のない生活を送っていたが、志半ばで倒れた父の夢を実現するため、密かに練習に取り組む。元ボクサーの三島栄司、恩師の芦川悠子らの支えもあり成長を遂げた元気は、中学卒業と同時に単身上京、関を倒すべくプロボクサーを目指す。

 

堀口元気の魅力

主人公堀口元気の魅力を考えてみます。

通常、元気がいた時代のボクサーというのは家が貧乏であるとか周りを見返したいとか、強くなることに対するモチベーションが反骨芯であることがほとんどです。

しかし元気は5歳の時に父がボクシングの試合中の事故で亡くなるという不幸はあったものの、家はお金持ちだし勉強も優秀でスポーツ万能と周りを見返すという動機はありません。

ただただ一番好きだった亡き父親と同じボクサーになり、父親が成し遂げられなかった世界チャンピオンになるという思いだけでプロボクサーを目指すのです。まぁこの思いには度々泣かされます。

これはライバルである火山やのぼる、関とは大きく違います。彼らは家が貧しくお金がないため成りあがるためにはボクシングしかなかったのです。

なので元気のボクシングには憎しみがありません。もちろん秘められた闘争心はあるのですが、最初から最後まで常に前だけを向いて進んでいきます。ライバルの一人である海道は元気は常にキラキラした目をしているとも言っており憎悪が力の根源ではないのです。

元気は他のキャラと違い憎悪の気持ちがないのが魅力の一つです。

優しい天才

もう一つの魅力はどこまでも優しいこと。元気は常に人のことを考えてしまう性格です。ボクサーとしての素質は十分過ぎるほどあり、周りも世界チャンピオンになれる器と認めています。

しかし殴られる痛さよりも殴る痛さを辛いと感じてしまうのが元気なのです。負けた相手がどうなるかを常に気にしてしまう元気は精神的なある意味ボクサーとしては致命的なもろさを抱えていましたが、最終的にこのもろさは克服します。とえはいえ元が優しいことは変わりがないのでもともと能力的には向いていても性格的にはボクシングに向いていなかったと言えます。

元気がボクシングを続けることでの葛藤も見どころの一つです。それでも元気は父との約束を果たすためにボクシングを続けるのです。

あっさりと引退

元気は関を倒した後はあっさりとチャンピオンの座を捨てて引退します。そして祖父と祖母のもとへ帰ります。実にあっさりしたものですが、このことからも元気はボクシングが好きというよりも(もちろん嫌いではないが)父との約束を果たすことを第一にしていたことが伺えます。世界チャンピオンになるという父との約束を果たした後にあっさり引退する姿はある意味すがすがしさを感じます。
※正確には海道を倒した時点でWBCの世界チャンピオンになっているので、世界チャンピオンというより関を倒すことが最終目標だったと思います。

管理人はこの幼いころの父との約束を果たすということに全力を尽くして生きている元気にどうしようもなく胸をうたれてしまいます。

 

作中最強ボクサーは海道

元気の話とは少し話がそれますが、管理人が好きなキャラの一人に海道がいます。この海道こそが作中最強キャラなのでそのことも少し語ろうと思います。

海道は新人戦で元気に完敗した後、南米へ渡り年間60試合という恐ろしいペースで試合をこなします。実戦を積むことによりもともと持っていた天性の才能に磨きがかかりWBC世界王者を56秒でノックアウトするほどの実力を身につけます(ちなみに関はWBAの世界王者)。

南米での無謀ともいえる試合により自身がパンチドランカーとなったことを悟った海道は、自身の最後の試合相手に元気を選びます。WBC世界王者を賭けた試合では元気を圧倒し、圧勝するかに思われますがパンチドランカーの影響で突然倒れKO負けになります。この試合の途中で解説者が関、海道、堀口元気は3人とも世界チャンピオンになれる器だが、持って生まれた才能では海道が一番というような発言をし、ゲストとして解説席にいた関もそう思うと認めていることと、元気を圧倒した試合運びから作中最強は海道と言えます。

まとめ

管理人が考える名作漫画の条件は「何度でも読みたくなること」だと思っています。そういう意味では定期的に全巻を読み返したくなる本作品は間違いなく管理人にとっての名作です。

元気を見ていると自分も頑張らなきゃという気持ちになるから前向きになれるんですよね。

未読の方はぜひ読んでみて下さい。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加