【漫画】スラムダンク名言10選|頑張っている人にこそ読んで欲しい名言集

管理人が人生で一番読み返した漫画は間違いなくスラムダンクです。この作品に込められた数々の名言は管理人が落ち込んだときに元気をくれました。

今回はそんな管理人が選ぶスラムダンクの名言10選です。

名言を始める前に管理人が選ぶ名言の傾向について説明します。管理人は湘北のメンバーで言えば赤木がダントツに好きです。

好きというか一番応援したくなります。

スラムダンクは最後の桜木と流川のハイタッチが一番良いという方が多いですが、管理人としては1年生の桜木や流川よりも3年生の赤木や木暮のコンビの方に共感を覚えるのです。
※もちろんハイタッチのシーンが良いのも間違いないのですが、もっといいシーンがあるだろうと言いたいわけです。

安西先生も言っていましたが湘北は赤木と木暮が土台となっているチームです。この二人が1年生の時から諦めずに全国制覇を目指して練習を続けてきたからこそ湘北があるわけです。ここはすごく重要なポイントです。

湘北には才能豊かなメンバーがいます。スピードと身体能力に秀でた宮城に、バスケセンス抜群でシューターの三井、スーパールーキ流川、圧倒的な身体能力を誇る素人桜木。

このようなタレント力豊かな湘北ですが、全ては赤木と木暮が二人でずっと支えてきた土台があってこそです。

というわけで管理人が選ぶ名言は主人公である桜木や流川よりも赤木・木暮にスポットをあてたものが多いです。

また単純にセリフを挙げ連ねるだけではその良さを理解してもらうのは難しいのでそのセリフが出た背景となぜ管理人が良いと思ったのかの解説もつけてご紹介したいと思います。

名言10選

前置きがだいぶ長くなってしまいましたがスタートしましょう。

ああ!!まだいけるぞ!!

発言者:赤木

単行本:30巻

<名言の背景>

湘北VS山王戦。後半開始早々山王はゾーンプレスで大量リードを奪いますが湘北は三井のスリーポイントで追い上げます。しかし山王は更に沢北の独壇場とも言える活躍でまたリードを奪いますが今度はパスを利用した流川の活躍でまた山王を追い上げます。

勢いにのる沢北を桜木と赤木のコンビプレイでブロックし盛り上がる湘北。そんな中桜木から「あと2分ちょい。8点差!!湘北ボール!!ゴリ!!まだいけるよな!!」と聞かれます。

桜木からまだいけるよなと聞かれて赤木が思い出すのは1年前の湘北の試合。まだ桜木と流川が入る前の試合です。その試合は残り5分で10点ビハインドの状況でしたが赤木はまだ追いつける!!まだだ!とチームメイト(先輩たち)を鼓舞します。しかしチームメイトは既に諦めておりディフェンスに戻るのは赤木一人と有様です。

そんな昔を思い出しながら赤木が回答したのがこの一言でした。

<管理人コメント>

このシーン本当に好きです。

このセリフがいいのはやはり過去との対比ですね。1年前に2年生である赤木が先輩たちにまだあきらめるな!まだいけると鼓舞しますが先輩たちは諦めきっていました。

しかし今度は山王相手に劣勢の状況で後輩の桜木からまだいけるよな!と聞かれる立場になったのです。

勝つつもりで試合に臨むのは当たり前ですが劣勢の状況でもその気持ちを持ち続けるのは実は難しいことです。その気持ちをチームメイトである桜木がちゃんと持っていることに思わず赤木は嬉しくなったのでしょう。

微笑むながらまだいけるぞと言う赤木の表情にはその嬉しさが出ています。

赤木は3年生になって全国レベルのチームメイトを得ますがこれは運だけではないはずです。

1年の時から全国制覇を恥じることなく目標に掲げそれを行動に移してきたからこそ環境がついてきたのです。有限実行の大切さを教えてくれる赤木でした。

負けてない!!牧にだってオレは負けてないぞ!!オレは間違ってはいなかった

発言者:赤木

単行本:15巻

<名言の背景>

神奈川県の決勝リーグに初めて進んだ湘北。

初戦の相手は神奈川の王者海南大付属です。初めての大舞台に挑む湘北は赤木の怪我というアクシデントがありながらも終盤まで大接戦を演じます。

ここ一番で海南はエース牧が容赦なく攻めてきますが、赤木が執念のディフェンスでシュートを外させて更にリバウンドを死守します。

その時にいった一言がこのセリフでした。

<管理人コメント>

迷いとそれでも諦めずに頑張ってきた赤木の努力が集約されていて大好きなセリフ。

どうしてこう赤木の発言は泣きそうになるのだろう。それは赤木(と木暮も)には今までの積み重ねがあるから。

この「オレは間違ってはいなかった」というセリフには赤木自身がもしかしたらオレは間違っているのかもという葛藤を抱えながら、それでも前に進んできた証拠だと思います。

何だかんだでまだ高校生の赤木はチームメイトはどんどん辞めるし、試合には勝てないしという状況で自分が進んでいる道は本当に正しいのか、努力しても意味がないんじゃないかという迷いがあったと思います。

その迷いを3年生の最後の夏の大会で王者海南のエース牧を止めることで自分は間違っていないと確信を持てたのでしょう。赤木の努力が実を結んで本当に良かった。

がんばれ赤木

発言者:木暮

単行本:31巻

<名言の背景>

湘北VS山王戦。残り時間1分を切った中で湘北は1点を追いかけます。しかし攻撃は山王。何としても死守しなければならない場面で湘北は5人全員が執念のディフェンスをします。それをベンチから応援する木暮。

メンバー一人一人に祈りを込めて応援し、最後に赤木に応援を送ります。

この試合河田相手に全く歯が立たなかった赤木が最後の最後の木暮の応援に応えて執念のブロックをするのでした。

<管理人コメント>

スラムダンクでコンビと言えば桜木と流川がメインで取り上げられますが、管理人にとってのベストコンビは赤木と木暮の二人です。二人でずっと頑張ってきたこの木暮の応援は赤木にとって格別でしょう。

赤木君と木暮君がずっと支えてきた土台の上にこれだけのものが加わった。それが湘北だ

発言者:安西先生

単行本:30巻

<名言の背景>

湘北VS山王戦。怒涛の追い上げを披露する湘北は流川のスリーポイントで5点差に詰め寄ります。思わずタイムアウトを取る山王ベンチ。

タイムアウトの中安西先生が突然しゃべり始めます。桜木はリバウンドとガッツを、宮城はスピードと感性を、三井は知性ととっておきの飛び道具を、流川は爆発力と勝利への意思を持っていると。

赤木君と木暮君が支えてきた土台の上にこれだけのものが加わったのが湘北だと語るのでした。

<管理人コメント>

山王戦はいいシーンが本当に多いです。

やはり湘北の土台は赤木と木暮なんです。どんな優秀なタレントを揃えても土台がぐらついていたら力は発揮できません。

赤木と木暮が安定して土台を支えてくれるから湘北というチームが強さを発揮できるということを改めて教えてくれた安西先生でした。

ちなみに他のベンチメンバーはどうしたというツッコミは野暮です。

お前をでかくすることはできない。たとえオレがどんな名コーチでもな。立派な才能だ

発言者:田岡監督

単行本:19巻

<名言の背景>

1年生で期待の新人として陵南バスケ部に入部した魚住純。しかし体力が全くなくいつも怒られてばかりで先輩たちの練習についていけません。

体育館の外で吐いてばかりの日々。

例によって外で吐いていると田岡監督がやってきます。魚住は自分はでかいだけでこんな辛い練習を3年も続けることは出来ないから辞めたいと打ち明けます。

しかし田岡はでかいだけで結構じゃないか。それは立派な才能だと言うのでした。

<管理人コメント>

バスケットのリングは305cmの宙にある以上、背が高い方が間違いなく有利なスポーツです。しかし体力がなくて練習についていけない魚住にとって背が高いことはかえってプレッシャーだったのでしょう。

そんな中、監督である田岡にでかいことは立派な才能と言ってもらえたのは彼のモチベーションに影響を与えたことでしょう。

師弟関係と言えば赤木と桜木もいい関係ですが、関係の長さで言えば田岡と魚住が真っ先に思い浮かびます。

日本一の選手ってどんな選手だと思う・。きっとチームを日本一に導く選手だと思うんだよな

発言者:流川

単行本:24巻

<名言の背景>

湘北VS豊玉戦。エースキラー南に片目を負傷させられた流川は一時退場しますが、応急処置を終えて後半から試合に戻ってきます。

試合中流川は南に日本一の選手はチームを日本一に導く選手だと思うと語り、一歩も引く気はないと宣言するのでした。

<管理人コメント>

流川の成長が見える一言だと思います。きっと昔の流川なら1対1が一番強いやつが日本一の選手という考えだったのではないでしょうか。仙道にも全国大会開始前に1対1を挑んでいますし。

そうした中、安西先生や仙道に言われた言葉を流川なりに考えて出てきた結論が、「チームを日本一に導く選手が日本一の選手」というチームを主体とした考えになったのかなと思います。

この考えがあったからこそ後の山王戦で窮地に追い込まれたときに1対1にこだわらずチームが勝つために必要なパスを取り入れることが出来たのでしょう。

おそらく現段階でオレは河田に負ける。でも湘北は負けんぞ

発言者:赤木

単行本:28巻

<名言の背景>

湘北VS山王戦。常に大黒柱として苦しい時は赤木を頼りにしていた湘北。

しかしこの試合に限っては河田相手に歯が立ちません。

赤木は自分が河田に勝つことが湘北が勝つことにつながると考えて、ひたすら河田に勝負を挑みますがことごとく止められて終いにはブロックまでされてしまいます。

そんな中、魚住が試合に乱入し赤木は赤木で河田とは違うということを告げます。魚住により自分が河田に負けても他の4人の力を発揮するサポートが出来ればいいと考えた赤木でした。

<管理人コメント>

個人では負けてもチームとしては負けんぞというやつです。

バスケットはチームスポーツなのでチームとして相手を上回れるかが重要です。

極端な話5人全員が相手に劣っていても、チームとして連携して相手に勝つことが出来ればそれはそのチームの方が強いということになります。

個人で勝てない強敵に出会って初めて赤木が達した境地なのでした。

わはは!!それはシュートが下手だからだ。

発言者:赤木

単行本:30巻

<名言の背景>

練習の最中に大事なバスケ雑誌を忘れて教室に戻った赤木。

隣の教室には補習や追試で練習に遅れると言っていた部員達が赤木の悪口を言っていました。そこでひと悶着起きますが部員からは全国制覇を強要するな、お前だってでかいだけで下手だから海南にも翔陽にも行けなかったんじゃやないか、お前とバスケするの息苦しいとまで言われてしまいます。

その後赤木が体育館に戻ると他のメンバーは帰っていましたが木暮が自主練に励んでいました。

木暮はシュート練習をしており、リングの下に机を立てかけることで、自動でリバウンドが返ってくるように調節していましたが、なかなかうまくいかないようです。

赤木に机がうまくリバウンドを返してくれないと文句をいう木暮に、嬉しそうに言ったセリフがこちらなのでした。

<管理人コメント>

高校生でこんなことを言われたら赤木といえどショックでしょう。結果が出ていないならなおさらです。

そんな時に自分と同じ志を持っている木暮の存在は赤木にとって何より心強かったことでしょう。

赤木は湘北の精神的支柱であることは間違いないのですが、その赤木を支えているのは間違いなく木暮です。

余談ですが大人になって読み返してみるとこのサボっていた部員のいうことも理解は出来ますよね。取り立てて才能がない選手が集まる普通の高校で全国制覇という目標を掲げられても現実感がないのはもっともな話なのかもしれません。

あいつも3年間がんばってきた男なんだ。侮ってはいけなかった。

発言者:田岡監督

単行本:21巻

<名言の背景>

神奈川県の決勝リーグ最終戦である湘北VS陵南。

魚住のファールトラブルもあり一時大量リードを奪った湘北ですが、天才仙道の驚異の追い上げで終盤大接戦になります。

そんな中三井がスタミナ切れにより交代を余儀なくされ木暮がコートに入ります。田岡監督は木暮のマークマンである池上に木暮はある程度離していいから赤木と流川のマークに集中しろと指示します。

池上は指示通り流川に気を配り木暮のマークを離します。そこで桜木が木暮にパスをしフリーになった木暮が思い切りよくスリーポイントを放ち決めるのでした。

そこで出た田岡監督の一言がこのセリフでした。

<管理人コメント>

1年生の時からずっと赤木と一緒に全国制覇を目指して努力してきた男を侮ってはいけません。

管理人がこの場面を好きな理由が赤木と青田の存在です。赤木は木暮がフリーでボールを持つと迷わず「木暮フリーだうてっ!!」と叫びます。このセリフからわかるように木暮がシュートを決めると誰よりも信じていたのは赤木です。

その後の赤木と木暮のハイタッチ。それを笑顔で見る青田と、たまらなくいいシーンです。

敗因はこの私!!。陵南の選手たちは最高のプレーをした!!

発言者:田岡監督

単行本:21巻

<名言の背景>

湘北に負けて全国行きを逃した陵南。記者からのインタビューで敗因を聞かれて木暮と桜木の二人を侮ったことが原因と語りその後に出た一言です。

<管理人コメント>

湘北戦の終盤田岡監督の指示は裏目に出ます。特に木暮はある程度離していいという指示が木暮のスリーポイントを生んだので致命的でした。

しかし自分の間違いを素直に認めることが出来る指揮官は稀であり、こういう発言が出来るからこそ厳しい指導でも生徒がついてくるのでしょう。

まとめ

スラムダンクは名言の宝庫ですが、桜木や流川、三井の名言ではなく赤木を中心にまとめてみました。

管理人と同じく赤木の努力に感動を覚えるタイプの人に共感頂けたら嬉しいです。

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