信長協奏曲の19巻が発売されましたね。
クライマックスと予想される本能寺の変も近づいてきましたのでここらで最終回がどうなるか考えてみたいと思います。
早いもので第17巻では天正10年3月まで時は流れています。
「本能寺の変」が起きたのは天正10年6月2日とされているので作中で残された時間は残り3ヶ月ちょっとですね。
果たしてどんな結末を迎えるのかファンなら非常に気になるところです。
最終回「本能寺の変」を考える
史実では明智光秀の謀反により信長は滅びます。
が、信長協奏曲での明智光秀(以下ミッチー)は本物の織田信長であり、自分の代わりに織田信長役を務めてくれているサブローを心底信頼していますし、サブローもそんなミッチーに全幅の信頼をおいています。
サブローが未来から来たという重要秘密を知っているのもミッチーだけですしね。
※他に未来から来たメンバーは除く。
よって少なくとも史実のようにミッチーが謀反を起こして信長であるサブローを討つということはないでしょう。
サブローは本能寺の変で信長が死ぬという歴史は知っていますが誰に討たれるかは忘れています。
そしてミッチーもサブローから聞かされているため本能寺の変で信長が死ぬことを知っています。
サブローは信長として歴史を全うしなければならないと思う反面、自分が死にたいわけではないという思いをミッチーとの会話で吐露しています。
第17巻:本能寺に宿所を築いたサブローとミッチーの会話。
ミッチー
まことに、本能寺に宿所を築いてしまったのだな・・・サブロー
うん。やっと完成したわー。なかなか立派なもんでしょ?ミッチー
はぁーサブロー
そんなあからさまなタメ息つかないでよミッチー。俺は俺なりに、”信長の歴史を生きる”っている原点の目標を全うしようかなとミッチー
ならば やはり・・・ サブローは、信長として死ぬことを望むのか・・・?サブロー
・・・・・
ちがうよ。あとの運は天とミッチーにまかせようかなと思って。”宿命”
壊してくれるんでしょ?ミッチー
ああ 壊してみせる。サブロー、そなたをこの本能寺で、死なせはせぬー信長協奏曲 第17巻 石井あゆみ 小学館
上記の会話でわかるようにサブローは信長の歴史を全うすることを望んでいます。
信長の歴史を全うする(本能寺の変で討たれる)という前提で考えるとどのようなラストになるのか。
考えられるストーリーは大きく分けて下記二つになると思います。
①未来に帰れる方法が見つかり本能寺の変で信長が死んだことにして未来に帰る
何らかの方法で未来に帰れる方法が見つかり、サブローが未来に帰るパターンです。
そうすると織田信長役を続けられなくなるため本能寺の変を利用してミッチーと共同で一芝居を打ち、織田信長が死んだことにする。
こうすればサブローも未来に帰れるし、織田信長も史実通り明智光秀に討たれるので綺麗に丸く収まります。
未来に帰れれば同じく戦国時代にタイムスリップしていた帰蝶の父、斎藤道三から預かった、現代を生きる娘への手紙を渡せるので初期の伏線も綺麗に回収できます。
一つ気になるのは未来に帰ったサブローは過去にタイムスリップした高校生の時の体に戻るのか、それとも現在の年を取った体のまま現代に戻るのかは気になります。
現在の体のまま現代に戻るとちょっと後々の生活が厳しそうなので高校生の時の体に戻って欲しいところです。。
でもそうすると手紙とか現代に持っていけないのかな。。
ここら辺もどうなるか気になります。
②史実どおり織田信長が本能寺の変で討たれる
ただし二人の関係性からミッチーがサブローを討つとは考えられません。
恐らく信長の寝首をかこうとしている秀吉が自分に疑念を抱いている明智光秀の謀反と見せかけて本能寺の変を起こすのではないでしょうか。
秀吉からすれば信長にとって代われるし、邪魔なミッチーも始末できるしで一石二鳥です。
作中での秀吉は非常に能力が高い野心家として描かれていますのでありうる話だと思います。
まとめ
管理人としては「①未来に帰れる方法が見つかり本能寺の変で信長が死んだことにして未来に帰る」だと予想します。
そして未来に帰り斎藤道三の娘に手紙を渡すところで終わりになるのではないでしょうか。
道三の娘はきっと帰蝶にそっくりなんでしょうね。
いずれにせよ最終回まであと1~2巻でしょうか。
どのようなラストを迎えるのか非常に楽しみです。