人気サッカー漫画「シュート!」。
1990年~2003年の13年間と長期にわたる連載で主人公の田中俊彦たちをはじめとする数々の魅力的なキャラを生み出してくれました。
今回はそんな人気サッカー漫画「シュート!」のラストでキャラたちはどのようになったか?
未来の日本代表メンバーに誰が選ばれたのかをネタバレしていきます。
ちなみにシュート!は四部作になっていてそれぞれのシリーズの概要はこんな感じになります。
・第一部「シュート!」
主人公田中俊彦たちの高校1年生時代の活躍を描いた作品
・第二部「シュート! 蒼きめぐり逢い」
主人公田中俊彦たちのの中学1年生時代の活躍を描いた作品
・第三部「シュート! 熱き挑戦」
主人公田中俊彦たちの高校2年生時代の活躍を描いた作品
・第四部「シュート! 新たなる伝説」
掛川高校の田中俊彦と九里浜学園の伊東宏のダブル主人公形式。
両者の高校2年生時代の活躍を描いた作品。
掛川高校と久里浜学園が全国大会の決勝で激突するまでを両者の視点から描く。
※なおラストでは7年後のそれぞれのメンバーのその後がエピローグとして描かれています。
各キャラのその後をネタバレ
四部作目の「シュート! 新たなる伝説」ではトシ達の7年後の様子がエピローグとしてちょっとだけ描かれています。
7年後の描写では各キャラが所属しているプロチームと日本代表メンバーに選抜された選手が明かされていますのでネタバレしていきましょう。
2010年ワールドカップ日本代表メンバー
新たなる伝説のラストで発表された総勢23人の日本代表メンバーです。
なお松下と広瀬の背番号がどちらも19番で重複しています。
おそらくミスでどちらかが空いている15番になるのが正しいのでしょう。
名前 :大原裕
背番号 :1番
ポジジョン :GK
現所属チーム:LA・ギャラクシ(アメリカ)
出身高校 :九里浜学園高校
名前 :氷室明彦
背番号 :2番
ポジジョン :DF
現所属チーム:コンサドーレ札幌(日本)
出身高校 :鶴ヶ崎学園高校
名前 :岩上順司
背番号 :3番
ポジジョン :DF
現所属チーム:Fマリノス(日本)
出身高校 :帝光学園高校
名前 :東雄吾
背番号 :4番
ポジジョン :DF
現所属チーム:鹿島アントラーズ(日本)
出身高校 :前山工業高校
名前 :斉木誠
背番号 :5番
ポジジョン :DF
現所属チーム:清水エスパルス(日本)
出身高校 :掛川北高校
名前 :加納隆次
背番号 :6番
ポジジョン :MF
現所属チーム:パルマ(イタリア)
出身高校 :藤田東高校
名前 :神谷篤司
背番号 :7番
ポジジョン :MF
現所属チーム:ユベントス(イタリア)
出身高校 :掛川高校
名前 :馬堀圭吾
背番号 :8番
ポジジョン :MF
現所属チーム:サントス(ブラジル)
出身高校 :掛川高校
名前 :伊東宏
背番号 :9番
ポジジョン :MF
現所属チーム:フェイエノールト(オランダ)
出身高校 :九里浜学園高校
名前 :田中俊彦
背番号 :10番
ポジジョン :FW
現所属チーム:レアルマドリード(スペイン)
出身高校 :掛川高校
名前 :平松和広
背番号 :11番
ポジジョン :MF
現所属チーム:アーセナル(イギリス)
出身高校 :掛川高校
名前 :草薙京吾
背番号 :12番
ポジジョン :GK
現所属チーム:ASローマ(イタリア)
出身高校 :帝光学園高校
名前 :新田伸一
背番号 :13番
ポジジョン :DF
現所属チーム:ジュビロ磐田(日本)
出身高校 :掛川高校
名前 :牧野新平
背番号 :14番
ポジジョン :DF
現所属チーム:Fマリノス(日本)
出身高校 :九里浜学園高校
名前 :恩田朝之
背番号 :16番
ポジジョン :FW
現所属チーム:バイエルン(ドイツ)
出身高校 :帝光学園高校
名前 :芹沢直茂
背番号 :17番
ポジジョン :FW
現所属チーム:清水エスパレス(日本)
出身高校 :清水学苑高校
名前 :篠塚憲
背番号 :18番
ポジジョン :FW
現所属チーム:浦和レッズ(日本)
出身高校 :九里浜学園高校
名前 :広瀬清隆
背番号 :19番
ポジジョン :FW
現所属チーム:清水エスパレス(日本)
出身高校 :掛川北高校
名前 :松下浩
背番号 :19番
ポジジョン :FW
現所属チーム:ジュビロ磐田(日本)
出身高校 :藤田東高校
名前 :城戸丈二
背番号 :20番
ポジジョン :MF
現所属チーム:サンフレッチェ広島(日本)
出身高校 :光明商工高校
名前 :水木光一
背番号 :21番
ポジジョン :MF
現所属チーム:バルセロナ(スペイン)
出身高校 :高校時はスペイン
名前 :白石健二
背番号 :22番
ポジジョン :GK
現所属チーム:ジュビロ磐田(日本)
出身高校 :掛川高校
名前 :佐野圭太
背番号 :23番
ポジジョン :MF
現所属チーム:サンフレッチェ広島(日本)
出身高校 :尾街西高校
日本代表メンバー分析
仕方ないといえば仕方ないのですが2010年のワールドカップの日本代表メンバーはすべて黄金世代で構成されています。
つまり神谷の学年とその学年±1の選手ですね。
さてここでは日本代表メンバーを色々な角度から見てみましょう。
<ポジション別>
ポジション | 人数 | 氏名 |
GK | 3人 | 大原裕、草薙京吾、白石健二 |
DF | 6人 | 氷室明彦、岩上順司、東雄吾、斉木誠、新田伸一、牧野新平 |
MF | 8人 | 加納隆次、神谷篤司、馬堀圭吾、伊東宏、平松和広、城戸丈二、水木光一、佐野圭太 |
FW | 6人 | 田中俊彦、恩田朝之、芹沢直茂、篠塚憲、広瀬清隆、松下浩 |
ポジション別に見てみます。
・GK
ここで気になるのは1点。
掛川北の三橋がいない点です。
高校時代は白石より三橋が上という扱いでしたが7年の歳月の間に白石が追い越したのかもしれません。
・DF
この早々たるメンバーの中にあの新田がいることにまず驚きです。
最初の新田の登場シーンから思い返すとよくここまで成長したなと思わず涙ぐむ思いです。
他は氷室をはじめ順当ですかね。
・MF
加納隆次の弟である豪樹がいないのはサプライズですね。
高校時代は素質的には兄をもしのぐといわれていたので。
あともう1点気になるのはトシのもう一人の幼馴染の奥山良がいないこと。
高校時代一人で掛川を苦しめる実力がありながらその後に伸び悩んだということなのでしょうか。
気になるところです。
・FW
ここは順当ですね。
このメンバーに割って入れる他のメンバーは思いつきません。
<出身高校別>
出身高校 | 人数 | 氏名 |
掛川高校 | 6人 | 神谷篤司、馬堀圭吾、田中俊彦、平松和広、新田伸一、白石健二 |
久里浜学園高校 | 4人 | 大原裕、伊東宏、牧野新平、篠塚憲 |
帝光学園高校 | 3人 | 岩上順司、草薙京吾、恩田朝之 |
掛川北高校 | 2人 | 斉木誠、広瀬清隆 |
藤田東高校 | 2人 | 加納隆次、松下浩 |
前山工業高校 | 1人 | 東雄吾 |
鶴ヶ崎学園高校 | 1人 | 氷室明彦 |
光明商工高校 | 1人 | 城戸丈二 |
清水学苑高校 | 1人 | 芹沢直茂 |
尾街西高校 | 1人 | 佐野圭太 |
その他 | 1人 | 水木光一 |
主役である掛川高校から最多の6人も選ばれています。
次に多いのはもう一つの主役である久里浜学園高校の4人。
掛川、久里浜、帝光の3校だけで代表の過半数を占めるという偏り具合です(笑)。
<国内組・海外組>
区分 | 人数 | 氏名 |
国内組 | 13人 | 氷室明彦、岩上順司、東雄吾、斉木誠、新田伸一、牧野新平、芹沢直茂、篠塚憲、広瀬清隆、松下浩、城戸丈二、白石健二、佐野圭太 |
海外組 | 10人 | 大原裕、加納隆次、神谷篤司、馬堀圭吾、伊東宏、田中俊彦、平松和広、草薙京吾、恩田朝之、水木光一 |
次に国内組と海外組で見てみます。
大体半々ぐらいですね。
なんとなく国内組と海外組の区分は管理人のイメージと一致します(笑)。
唯一気になるとすれば芹沢くらいですかね。
何となく海外に行ってそうなイメージでした。
2010年ワールドカップの結果
次はこの最強メンバーで臨んだ2010年ワールドカップの結果を見ていきましょう。
予選などはすべて飛ばされて試合はベスト8決めの試合の後半から描かれています。
相手はあのドイツ。
「シュート!」ではヴィリー・ラインハルト、ルディ・エリック、ハンス・クーガー等でなじみが深い国です。
試合は残り20分。
日本は1対2のビハインドで1点を追う形です。
更に苦しいことに10番の田中俊彦はハンス・クーガーとの試合中の接触で倒れて意識が戻らず10人で闘っている状況。
そんな苦しい状況ですが白石のファインセーブから神谷のスルーパスが伊東に飛び出してトルネードアクセルシュートで同点に追いつきます。
同点について盛り上がる日本ですがやはり1人少ない事実は変わらずドイツに終始押されています。
みんなが田中の復活を願う中、遠藤からの国際電話が。
遠藤の声で意識を取り戻した田中がピッチに戻り、トリプルカウンターアタックで勝ち越しに成功し、ベスト8を決定するのでした。
ちなみにこの試合に出場している日本代表のメンバーをわかる範囲で記載すると下記の9人です。
※残りの2人は描写されていないためわかりません。
<ドイツ戦出場メンバー>
ポジション | 氏名 |
GK | 白石健二 |
DF | 氷室明彦、東雄吾 |
MF | 伊東宏、神谷篤司、平松和広、馬堀圭吾 |
FW | 田中俊彦、松下浩 |
白石が大原と草薙を差し置いてGKを任されているのは意外でしかありませんが、実況の説明によると予選で数々のファインセーブをしたため信頼度№1になったようです。
たしかに短期決戦では選手の好不調によって評価が入れ替わることもあるのでこういうこともあるかもしれません。
※それに白石がGKでないと最後のトリプルカウンターアタックが出せませんしね。
判明していない2人はメンバー構成的にDFですかね。
だとすると牧野と岩上あたりでしょうか。
感想
今回は懐かしのサッカー漫画「シュート!」についてまとめてみました。
人によって好みはそれぞれだと思いますが、管理人が一番好きなのは間違いなく第一部です。
久保の死から復活して帝光学園を打ち破るまでのストーリーは王道ですが最高に好きでした。
中でも一番好きなシーンが帝光学園戦で神谷が草薙から一人で1点をもぎ取るシーンです。
フリーの状態でボールが周ってきて、残り時間はもうわずか、しかも1点負けている。
でも神谷は試合中に足を怪我したことで動けず、一旦はもうダメかと諦めかけます。
神谷の頭にはきっとあの時の久保も今の自分と同じ状態で苦しくて動けなかったのだろうとよぎります。。
※久保が白血病に苦しみながらもゴールトゥゴールで一人で1点取った試合です。
しかし神谷は気が付きます。
自分はあの時の久保と同じではない、みんなを救った1点を俺は取っていない!と
そして気合で怪我した足をつかんで立ち上がり、オーバヘッドを放った上で草薙がはじくことを想定しすぐさまゴールにダイブし草薙がはじいたボールをヘッドで1点。
いまでもたまにこのシーンだけ読むのですが、このシーンは何度見てもほんと涙ぐみます。
面白い漫画の条件は色々とあると思うのですが、「シュート!」で言えば間違いなく主人公3人以外である神谷の成長をちゃんと描いたことが面白さの要因の一つだと思います。
その中でも帝光学園から1点をもぎ取ったシーンは一時的かもしれないにせよ神谷が久保に追いついたことを表していて、神谷の成長を実感できるとても大好なシーンでした。
いかがでしょうか。
今回は漫画「シュート!」のラストについてまとめてみました。
懐かしいと思った方はぜひ読み返してみてください。