【小説】東野圭吾|おすすめ長編小説トップ10

東野圭吾と言えば日本を代表するミステリー小説家です。東野さんの小説は非情に読みやすい。なので今まで本読んでなかったけどなんかいい本ないかなという人に非常にお勧めです。

ちなみに読みやすいからといって内容が薄いということはもちろんなくどれも緻密に伏線が張り巡らせており必ず楽しめます。

ランキング

10位:仮面山荘殺人事件

これはファンの中でも好き嫌いが分かれる作品です。管理人は好きです。不可解な行動をとる銀行強盗の目的は何なのか?最後になってようやくタイトルの意味が分かります。

八人の男女が集まる山荘に、逃亡中の銀行強盗が侵入した。外部との連絡を断たれた八人は脱出を試みるが、ことごとく失敗に終わる。恐怖と緊張が高まる中、ついに一人が殺される。だが状況から考えて、犯人は強盗たちではありえなかった。七人の男女は互いに疑心暗鬼にかられ、パニックに陥っていった…。

9位:ある閉ざされた雪の山荘で

芝居なのか本当の殺人事件なのか。東野さんのこういう話本当に好きです。孤立した山荘という舞台がミステリー好きにはたまりません。

早春の乗鞍高原のペンションに集まったのは、オーディションに合格した男女7名。これから舞台稽古が始まる。豪雪に襲われ孤立した山荘での殺人劇だ。だが、1人また1人と現実に仲間が消えていくにつれ、彼らの間に疑惑が生まれた。はたしてこれは本当に芝居なのか?驚愕の終幕が読者を待っている!

8位:悪意

こんな話思いつくことに本当に驚く。犯人は最初から明らかにされているので、焦点となるのは「なぜ殺したのか」の部分。加賀刑事がたどり着いた真実の動機とはなんのか。ちなみに本作は加賀恭一郎シリーズの第4弾です。加賀恭一郎シリーズは本作のほかも全て面白いのでとてもお勧め。それについてはまた別の記事で紹介します。

人気作家が仕事場で殺された。第一発見者は、その妻と昔からの友人だった。
逮捕された犯人が決して語らない「動機」とはなんなのか。超一級のホワイダニット。加賀恭一郎シリーズ

7位:秘密

いやこれ実際に起きたらどうな気持ちなんだろう。管理人は娘がいないからわからないけど相当複雑だと思う。最後の直子の行動は賛否が分かれるところだと思います。娘の体に妻の意識が宿るという話をここまで面白くかけるのはさすがです。

妻・直子と小学5年生の娘・藻奈美を乗せたバスが崖から転落。妻の葬儀の夜、意識を取り戻した娘の体に宿っていたのは、死んだはずの妻だった。その日から杉田家の切なく奇妙な“秘密”の生活が始まった。映画「秘密」の原作であり、98年度のベストミステリーとして話題をさらった長篇、ついに文庫化。

6位:時生

爽やかな作品。最初は拓実の駄目さ加減にかなりイライラさせられますが我慢して読み進めましょう。トキオは本当にいいやつです。

不治の病を患う息子に最期のときが訪れつつあるとき、宮本拓実は妻に、二十年以上前に出会った少年との想い出を語りはじめる。どうしようもない若者だった拓実は、「トキオ」と名乗る少年と共に、謎を残して消えた恋人・千鶴の行方を追った―。過去、現在、未来が交錯するベストセラー作家の集大成作品。

5位:どちらかが彼女を殺した

これも加賀恭一郎シリーズです。第3弾。本作は読者への犯人当てクイズで本編の中で最後まで犯人が明らかにされていません。管理人は何度か読み直して犯人を推理しますが結局わからず解答をみてようやくわかりました。加賀刑事の鋭さは尋常じゃありません。

最愛の妹が偽装を施され殺害された。愛知県警豊橋署に勤務する兄・和泉康正は独自の“現場検証”の結果、容疑者を二人に絞り込む。一人は妹の親友。もう一人は、かつての恋人。妹の復讐に燃え真犯人に肉迫する兄、その前に立ちはだかる練馬署の加賀刑事。殺したのは男か?女か?究極の「推理」小説。

4位:私が彼を殺した

こちらも加賀恭一郎シリーズ第5弾。「どちらかが彼女を殺した」と同じく犯人当てクイズです。「どちらかが彼女を殺した」では容疑者は二人でしたが、本作ではなんと3人で難易度が上がっています。さぁあなたは犯人を当てられるか。

婚約中の男性の自宅に突然現れた一人の女性。男に裏切られたことを知った彼女は服毒自殺をはかった。男は自分との関わりを隠そうとする。醜い愛憎の果て、殺人は起こった。容疑者は3人。事件の鍵は女が残した毒入りカプセルの数とその行方。加賀刑事が探りあてた真相に、読者のあなたはどこまで迫れるか。

3位:流星の絆

これも爽やかな作品。読んだ後後味が良い小説って安心して読めますよね。最近泣いていないという方はこれを読んで感動の涙を流してみてはいかがでしょうか。

何者かに両親を惨殺された三兄妹は、流れ星に仇討ちを誓う。14年後、互いのことだけを信じ、世間を敵視しながら生きる彼らの前に、犯人を突き止める最初で最後の機会が訪れる。三人で完璧に仕掛けはずの復讐計画。その最大の誤算は、妹の恋心だった。涙があふれる衝撃の真相。著者会心の新たな代表作。

2位:白夜行

本当に面白かった。「流星の絆」のように爽やかな話じゃないのですが面白い。文庫で864ページと長編ですが全く気にならないです。むしろ終わりが近づくにつれて名残惜しい、もう終わっちゃうのという気持ちになります。桐原亮司と西本雪穂の視点で話が描かれていないので二人の心境はあくまで読者が推測するしかないのですが、そこがまた想像力をかきたてられてより楽しめます。とにかく読んで欲しい1冊。

1973年、大阪の廃墟ビルで一人の質屋が殺された。容疑者は次々に浮かぶが、結局、事件は迷宮入りする。被害者の息子・桐原亮司と、「容疑者」の娘・西本雪穂―暗い眼をした少年と、並外れて美しい少女は、その後、全く別々の道を歩んで行く。二人の周囲に見え隠れする、幾つもの恐るべき犯罪。だが、何も「証拠」はない。そして十九年…。息詰まる精緻な構成と、叙事詩的スケール。心を失った人間の悲劇を描く、傑作ミステリー長篇。

1位:容疑者Xの献身

ベタで恐縮ですが1位は大人気作「容疑者Xの献身」。「加賀恭一郎シリーズ」と並ぶ人気シリーズ「ガリレオシリーズ」の長編作品です。映画化もされたことで有名。天才石神のトリックには度肝を抜かれるとともに、献身な想いに涙しました。

天才数学者でありながら不遇な日日を送っていた高校教師の石神は、一人娘と暮らす隣人の靖子に秘かな想いを寄せていた。彼女たちが前夫を殺害したことを知った彼は、二人を救うため完全犯罪を企てる。だが皮肉にも、石神のかつての親友である物理学者の湯川学が、その謎に挑むことになる。ガリレオシリーズ初の長篇、直木賞受賞作。

まとめ

東野さんの作品はほとんど全て読みました。どれも面白かったのですが、ここで紹介しているのは本当に面白くてページをめくる手が止まらなくなったものばかり。一応順位はつけてますがどれも本当に僅差です。

未読の方がいたらぜひ読んでみて下さいね。

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