奥田英郎さんの小説。
表題のガールを含めた短編小説です。
働く女性の内面を描いた小説。
課長に昇進して年上の男性部下の扱いに四苦八苦する女性、女友達がマンションを買ったため自分も焦りを感じる女性、ガールでいるのにそろそろ限界を感じてきた女性、シングルマザーで仕事も育児も頑張る女性、ひと周り年下のイケメン後輩が気になって仕方ない女性
あらすじ
ヒロくん
課長に昇進して部下を持つ立場になった武田聖子。
年上の男性部下がいるがどう接していいかわからない。。
向こうもこちらを快く思っていないようだ。
一方家庭では旦那は優しいが給料は少なく野心がないところを少し物足りなくなく思い始めてきた。
自分にとって大事なものって何だろうか。
マンション
親友の女友達がマンションを買った。
34歳になり焦るを感じる石原ゆかり。
自分もマンションを探し始めるが、欲しいマンションは予算オーバー・・
それに家を買うと意識し始めたら今までいつでもやめてやるって思っていた会社にも忠誠を誓わないといけないと気付くが・・・
ガール
若いころはルックスの良さで散々いい思いをしてきた滝川由紀子32歳。
でも最近はふとした時にもう若くはないとブルーになってしまう・・・
自分はこのまま「ガール」として生きていていいのだろうか。
ワーキング・マザー
36歳シングルマザーの平井孝子。
6歳の子供かいるが、まだまだ自分は第一線で働きたい。
帰りが遅い日はホームヘルパーに子供を頼んで遅くまで仕事をする日々。
果たして育児と仕事の両立はどうなるのか・・・
ひと回り
ひと回り年下のイケメン後輩の指導担当者を務めることになった小坂容子。
ひと回り違うとわかっていてもどうしても意識してしまう。
ちょっとオシャレな服を着ていきたいけど周りの女子に絶対気づかれる・・
周囲の女子のアタックがすごくてやきもきする日々が続くが・・
感想(ネタバレ注意)
働く女性ってこういうことを考えているんだなぁと参考になる本(笑)
職場にいる女性とあまりうまくいっていないという方はこの本を読んで彼女たちがどういうことを考えているのかぜひ勉強してはいかかでしょうか。