あだち充作品|最強ピッチャーは国見比呂

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あだち充作品の中で最強ピッチャーと評判が高い国見比呂について語る記事です。

H2の国見比呂

あだち充作品には数多くの野球漫画が登場します。

主だった野球作品でいえば「ナイン 」、「タッチ 」、「H2」、「クロスゲーム」、「MIX」が挙げられます

そしてこれらの野球漫画には数多くの魅力的なピッチャーが登場します。

現実世界にいたらとんでもない成績を残すピッチャーばかりでしょう。

そんな数ある魅力的なピッチャーの中でもナンバー1と管理人が考えているのが「H2」に登場する主人公の国見比呂です。

国見比呂がナンバー1という意見はネット上でも多く見られますが、今回の記事ではなぜ管理人がナンバー1と考えるのか記事にしていきたいと思います。

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スペック

まずは国見比呂のスペックを確認していきます。

最高球速:152km/h
変化球:チェンジアップ、カーブ、スローカーブ、フォーク(140km/h)、高速スライダー
コントロール:A
スタミナ:A

高校生としては飛びぬけたスペックを誇っています。

しかも連載されていたのが1990年代です。時代背景を考えると怪物クラスなのは間違いないでしょう。

更に守備もよくピッチャー返しを捕らせたら右に出るものはいません。

またバッターとしてもチームの3番打者を任されておりここ一番の勝負強さはチーム1です。

力のあるストレート、捕球が困難な高速スライダーといい、ピッチャーとして最高級のスペックを持っているのは間違いないですが総じて野球選手としてのセンスが高いと考えて良いでしょう。

 

成績

スペックの次は高校時代の成績を確認していきます。

・高校2年生夏
甲子園大会2回戦進出
⇒甲子園2回戦で伊羽商に1対2で敗北。

・高校3年生春
選抜甲子園大会優勝
⇒決勝戦は浜光に6対4で勝利。

・高校3年生夏
甲子園大会決勝進出
⇒準決勝でライバルの明和第一に勝利した後の決勝戦については何も描写されていないため不明。
ただし千川VS明和第一が事実上の決勝戦と言われていたことから明和第一を破った勢いで優勝したと考えられる。

 

暑さに強く夏の大会ではほとんど打たれていません。

一方で春の大会では優勝しているもののポロポロと失点をする場面もあり若干のむらっ気は感じます(とは言え優勝しているので文句はつけられませんが)。

なお3年生の夏の甲子園では27回を投げて無失点という快挙を成し遂げています。

ちなみに1年生時は野球部自体が存在せず同好会扱いだったため公式戦には参加出来ていません。

もし最初から強豪校に入っていれば1年生の夏から甲子園で優勝していた可能性が高いです。

ただし千川に入っていたからこそのびのびと野球が出来て、それが比呂に合っていたからこそ実力が伸びたと考えると一概に強豪校に入るのが良かったとは言えないのが難しいところです。

 

最強である理由

いよいよ本題に入ります。

あだち充作品には多くの魅力的なピッチャーが登場します。

例えば上杉達也(タッチ)、上杉和也(タッチ)、西村勇(タッチ)、広田勝利(H2)、石元豊(H2)、樹多村光(クロスゲーム)、立花投馬(MIX)、三田浩樹(MIX)等がいます。

その中でも管理人が国見比呂を1番に挙げる理由は重要な試合で圧倒的な活躍をしたからです。

H2で最も大一番となった試合は千川VS明和第一です。

高2の夏に甲子園を制覇した明和第一の橘英雄と高3の春に甲子園を制覇した国見比呂。

両者が満を持して激突したのが高3の夏の甲子園準決勝です。

これほどのライバル関係にある両者が激突する大一番が他にあるでしょうか。

スラムダンクで言えば湘北VS陵南、柔道部物語で言えば三五VS西野、シュート!で言えば掛川VS藤田東、あしたのジョーで言えば矢吹丈VS力石徹というくらいの大一番です。

この千川VS明和第一の運命の一戦での国見比呂はライバルである橘英雄を圧倒しました。

通常の野球漫画だったらピッチャーである主人公が序盤の打席で打たれて、最後のピンチの場面で三振に取って勝利というパターンが多いです。

例えばタッチの上杉達也は甲子園を賭けた試合で新田にホームランを打たれています(大熊にも打たれていますが)。

大熊に2本、新田に1本のホームランを許したものの4対3で勝利したのが上杉達也でした。

クロスゲームの樹多村光はライバルの三島にはセーフティーバントの1本とフォアボール1回で2度の出塁を許しており、試合を通じて1失点しています。

 

しかし比呂は英雄と4打席の勝負で

1打席目:三振

2打席目:三振

3打席目:二飛

4打席目:三振

と一度も出塁すら許していません。

さらに明和第一を0点に完封していて試合も2対0で勝利しています。

こういう重要な試合で相手を0点に抑えるというのは漫画では非常に珍しいので、作者のあだち充氏も国見比呂の凄さを表現したかったのかなと予想します。

また作中国見比呂は橘英雄に対して真っ向勝負でなく変化球やスローボールを投げておりよくあるストレート1本の真っ向勝負はしていません。

このことについて国見比呂は「3打席に1回バッターが打てば勝ちと言われる世界で真っ向勝負は割に合わない」というような発言をしています。

つまり比呂の考え方としては英雄を少なくとも3打席抑えて初めてピッチャーである自分が勝ったといえるということなのでしょう。

そのためにはストレート1本ではなく当然変化球も使っていくということです。

その比呂の考えのとおり見事に全打席英雄を抑えたのでした。

 

 

単なるスペックだけで比較した場合、国見比呂を上回る可能性のあるピッチャーはいます。

例えばクロスゲームの主人公である樹多村光は球速では比呂を上回ります。

さらに今連載中のMIXの主人公立花投馬も今後の成長次第で比呂を上回る可能性はあります。

 

しかしスペックだけで決まらないのが勝負の難しさです。

たとえスペックがすごくても大一番でその力を発揮できなければ意味はありません。

現実でも後世に名前が残る選手は総じて大一番で活躍出来る選手です。

ライバルとの大一番での活躍という点において国見比呂は他のあだち充作品のピッチャーを圧倒しています。

その点で管理人は国見比呂が最強ピッチャーと考えているのでした。

 

あとがき

いかがでしょうか。

それぞれ自分にとっての最強ピッチャーがいると思います。

管理人は大一番でライバルの明和第一を完封し、4番の橘英雄を全打席抑えた比呂こそが最強だと考えています。

ちなみに今後の成長次第では今連載中のMIXの立花投馬も最強ピッチャーとして比呂と比較出来そうな気がします。

今回の記事は書いていて自分も楽しめた企画なのでした。

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