不朽の名作。管理人の読書人生でトップ3に入ります。
未読の方は必須です。今回はバトルロワイアルのあらすじと登場する各生徒の行動をすべてまとめてみました。
改めてバトルロワイアルを振り返り方は御覧ください。
あらすじ
ある日城岩中学三年B組の42人が修学旅行のバスごと無人の島へと拉致され、政府主催の殺人実験を強制的に行わされる。
その無人島から生還出来るのはバトルロワイアルに生き残ったただ一人のみ。
つまり生還するには他のクラスメイト全員を殺害しなければならないのだ。
当時の批判
この漫画が命を大切さを軽視しているという批判が発売当時数多くありましたがそれは違うかと(読んで頂ければわかると思いますが一応)。
中学生同士が殺し合いをするという事実は残酷ですが、当事者である中学生達はみんな懸命に生きようとしています。
自分は生き残りたいけどクラスメイトも殺したくない。しかし恐怖感や疑心暗鬼になり思わず他の生徒を攻撃してしまう。
大多数の生徒はそんな感じです(一部ぶっとんだのもいますが)。
その葛藤の中でそれぞれの生徒たちが考えて行動する様はむしろ命の大切さを教えてくれるというのが管理人の意見です。
バトルロワイアルのルール
大まかなルールを以下のとおり。
①優勝者
優勝者は一人で優勝者のみが生還出来る。
①武器の支給
・ゲームが開始時に武器を一人ずつ支給される。
②首輪システム
・首輪を装着することにより生徒の生死を判断できる(実は盗聴機能もついている)。
・無理に外そうとすると爆発する。
・禁止エリアにいると首輪が爆発する。
③時間制限
・24時間一人も死者が出なければ全員の首輪が爆発する。
④エリア制限
・定期的に立ち入り禁止エリアが発表され、禁止エリアに立ちいると首輪が爆発する。
各生徒の行動(ネタバレ注意)
下記ではそれぞれの行動をまとめてみます。
男子
バトルロワイアルに参加した男子生徒のキャラクターの行動まとめです。
赤松義生
4人目の犠牲者。
気が小さくクラスメイトに襲われのではという恐怖感からみんなが敵だと疑心暗鬼になり配給されたボウガンで天堂を殺害してしまう。
しかし続けて七原をボウガンで狙った際に逆に矢を投げ返され気絶する。
その後気絶から覚めたところを、ボウガンを手に取っていた新井田がはずみで発射してしまい死亡する。
・殺害人数:1人
天堂真弓
飯島敬太
23人目の犠牲者。
バトルロワイアル中盤に脱出計画の準備を実行している信史や豊を見つけて合流しようとする。
しかしかつて不良に絡まれたときに信史を見捨てたことから信史の信用を失っており仲間になることを拒否された。
それでも仲間になろうと信史と豊かに近づくが信史に撃たれて絶命した(信史は致命傷を負わせるつもりはなかった)。
殺害人数:0人
大木立道
12人目の犠牲者。
ナタを支給されていた。
七原がナイフに触れたのをみてやる気になっていると勘違いし七原に襲いかかり二人で斜面を転がった際にナタが頭に刺さり絶命した。
殺害人数:0人
織田敏憲
26人目の犠牲者。
自分の容姿が悪いため顔がいい男が嫌い。支給された防弾チョッキを生かして銃で撃たれた後死んだふりをして清水を殺害した。
その後杉村との戦闘で指を失う。
更に桐山と遭遇しマシンガンで撃たれたが防弾チョッキのおかげで死んでおらず桐山が油断したところを包丁でさそうとしていたが、桐山が油断などするはずもなく近づいた桐山にマシンガンでとどめをさされて絶命した。
・殺害人数:1人
清水比呂乃
川田章吾
バトルロワイアルの優勝者。
前大会の優勝者でもあるため二連覇。
引き締まった身体にコンピューターの扱いから医学まで幅広い知識を有しており中学生のレベルをはるかに超えている(実際年はみんなより一つ上)。
最初から確実な脱出プランを持っており七原と典子を気に入り二人を助けていく。
<脱出計画>
バトルロワイアル開始前に政府のコンピューターにハッキングしており首輪の外し方を把握していた。
最後まで信頼できる仲間とともに生き残り首輪を外して死んだように見せかけてその後島を脱出する計画。
この計画で七原と典子も島を脱出できた。
優勝者として帰宅するための船に坂持らと乗っており、坂持に首輪を外した工作を見破られて殺されそうになるが一瞬のスキをついて坂持を殺害し、首輪を外して死んだふりをしていた七原と典子とともに船を乗っ取る。
しかし川田は桐山との戦闘で致命傷を負っていた。
七原と典子に自分が信頼している医者の住所を書いたメモを渡して船の中で絶命した。
ここ今回とおな同じようにおおおおおた互い信じうう敬いこここれこれをたす助けてくれよ
それが俺の望みだ(脱出する際の船の中での最後の一言)
バトル・ロワイアル(下)
・殺害人数:2人
元渕恭一、桐山和雄
桐山和雄
39人目の犠牲者。
ゲームに乗った二人の内の一人(もう一人は光子)
感情がなく物事の判断基準が明確ではない。
ゲームに乗ったのも積極的な理由があるわけではなくどっちでも良かった。
コインで表が出たら坂持と戦う、裏が出たらゲームに乗ると決めて裏が出ただけのこと。
ただし身体能力、頭脳共に天才的である。
だまし討ちが中心の光子に対して桐山はマシンガンや手榴弾、防弾チョッキ等の豊富な武具に持ち前の身体能力を生かして次々とクラスメイトを殺害していき最後に川田、七原、中川典子の3人グループと対峙することになる。
杉村と琴弾の会話を聞いていたためたき火で3人に合図を送り場所を把握しようとする。
最終的に気付かれて奇襲をかけることはできなかったが対峙することには成功する。
激しい銃撃戦の末に典子の一発が致命傷となり(本当はこの時点で絶命していた可能性もある、というか高い)、その後川田にとどめをさされて絶命した。
川田がいなければ間違いなく優勝したであろう能力の持ち主。
余談だが一度読んだ人なら彼が投げたコインが表だったらどのように坂持と戦ったのかという妄想は尽きないはず。
信史や川田と協力したのかそれとも誰も思いつかないような方法があるのか。
確実に言えることは表が出ていたら間違いなく坂持を倒していたということだけだ。
そこで俺はコインを投げたんだ。表が出たら坂持と戦う、そして
裏が出たら、このゲームに乗ると
バトル・ロワイアル(上)
・殺害人数:12人
織田敏憲、黒長博、笹川竜平、瀬戸豊、月岡彰、沼井充、三村信史、
稲田瑞穂、金井泉、北野雪子、日下友美子、相馬光子
国信慶時
1人目の犠牲者。
七原の親友。
普段は穏やかで愛想がいいが大事なものが傷つけられた時には激怒する。
プログラム説明中に坂持に反抗したため兵士に拳銃で撃たれた殺された。
彼がバトルロワイアルに参加していたらどのような変化が出たのか興味深い。
・殺害人数:0人
倉元洋二
16人目の犠牲者。
好美の恋人。
好美を信用出来ず殺害しようとしていたが、好美の愛情の深さをしり思いとどまったところを光子にカマで刺され殺害された。
殺害人数:0人
黒長博
5人目(6人目、7人目)の犠牲者。
桐山ファミリーの一人。
ゲームに乗った桐山にナイフで殺害される。
・殺害人数:0人
笹川竜平
5人目(6人目、7人目)の犠牲者。
桐山ファミリーの一人。
ゲームに乗った桐山にナイフで殺害される。
・殺害人数:0人
杉村弘樹
35人目の犠牲者。
180センチを超える大柄な体格。拳法の相当な使い手でもある。
唯一桐山と1対1で渡り合った人物。桐山が防弾チョッキを着ていなければ勝利していた(まぁ桐山は防弾チョッキがある前提の戦いをしていたのかもしれないが)。
琴弾加代子に片想いをしており、好意を伝えることをバトルロワイアルでの第一目標としている。
琴弾を探すためにかなり広範囲に動いており色々な人物と接触している。
貴子から事前に情報を仕入れておかげでもあるが光子と桐山と1対1で対峙して生き残っていることからも彼の能力の高さがわかる。
このクラスでなく普通のクラスでバトルロワイアルの優勝を目標にすれば軽々優勝できる力の持ち主と思われる。
ゲーム終盤、ようやく琴弾加代子と会えるが、残酷なことに疑心暗鬼になっていた琴弾が発砲したため銃弾を受けてしまう。
それでも最後に琴弾を好きだったことと、川田達と合流するためにたき火を燃やせと伝えて絶命する。
俺、琴弾のこと、好きだぞ。ずっと、とても、好きだったぜ
それだけ言いたかった。早く 逃げろ
バトルロ・ワイアル(下)
殺害人数:0人
瀬戸豊
24人目の犠牲者。
信史の親友。
間接的にだが信史の脱出作戦を台無しにしてしまった人物。
彼がもう少し優秀であれば信史の脱出作戦はうまくいっていたかもしれない。
共通の友人飯島が信史に撃たれたことから疑心暗鬼になる。
お互いの本音をぶつけてわかりあうが隙だらけの瞬間を桐山のマシンガンで撃たれて絶命した。
殺害人数:0人
滝口優一郎
28人目の犠牲者。
小柄なオタク少年だがとても優しい性格。
小学校の同級生だった旗上と行動をともにしていたところに光子と遭遇する。
光子に純粋に好意を寄せていた様子。
旗上が光子に向けて発砲した際光子をかばって致命傷を負う。
光子にも滝口の純粋な気持ちには思うところがあったようで旗上に対する接し方とは違い純粋な笑顔を見せていた。
かばったくれたお礼にキスをし苦しまないように光子にとどめをさされて絶命した。
・殺害人数:0人
月岡彰
21人目の犠牲者。
桐山ファミリーの一人でオカマ。
慎重な月岡は最初に桐山が指定した集合場所には行かずに沼井達のように殺されることはなかった。
優勝するための作戦は優勝候補の有力者桐山の尾行をし、桐山が自分以外の敵を一層したところを背後から銃撃するというもの。
月岡が尾行を得意としていたこと、桐山も全員を倒すころにはさすがに手傷を負うこと疲労が蓄積することを考えると実現可能性がない策ではなかった。
しかし尾行した相手が悪かった。
桐山に尾行を気付かれたため月岡は禁止エリアにうまく誘導されて首輪の爆発により死亡した。
・殺害人数:0人
七原秋也
39人目(40人目)の犠牲者。実際はゲームを脱出している。
直情型で優しい性格。桐山や信史と並び天才的な身体能力の持ち主。
クラスの女子からの人気も高い。
クラスメイトがバトルロワイアルに乗るはずがないと思い込んでいたが、積極的に乗った桐山と光子。疑心暗鬼になって発砲するクラスメイト達によって次々と死者が出る状況に自分の考えは甘かったと思い知らされる。
また事故により大木も殺害してしまう。
それでも川田と合流しその真っすぐな性格が気に入られたことでゲームを脱出することが出来る。
彼自身の最大の見せ場桐山が投げた手榴弾にいち早く気づきジャンプしてキャッチし投げ返したところだろう。
あの手榴弾に反応出来ていなければ全滅していた。
川田の助力により首輪を外すことに成功し坂持達に死んだように見せかける。
最終的に坂持に首輪を外したことに気付かれるが既に坂持達の船を占拠しておりそのまま船を乗っ取り脱出に成功する。
アメリカを目指して典子と二人で旅立つことになる。
典子。ずっと、君と一緒だ。川田に約束した
今は、逃げる。
けど、いつか、俺はこの国をぶっ壊したい。川田との約束をやぶるわけじゃない。ぶっ壊したい、川田のために、君のために、俺のために、慶時のために、みんなのために。そのときは手を貸してくれるかい?
バトル・ロワイアル(下)
・殺害人数:1人
大木立道
新井田和志
18人目の犠牲者。
強そうに見せかけているが実はかなり気弱な性格。
分校を出てすぐにボウガンで赤松を意図せず殺害してしまう。
貴子をボウガンで脅して自分のものにしようする。
ボウガンで足を撃って貴子を追い込むが、壮絶なバトルの末に貴子の決死の攻撃に目を潰され最終的にはアイスピックで刺されて絶命する。
・殺害人数:1人
赤松義生
沼井充
8人目の犠牲者。
桐山ファミリーの一員。
桐山に心酔していたが、バトルロワイアルに乗った桐山にあっけなくマシンガンで殺害された。
彼自身は不良だが根はいいやつ。
桐山が王なら自分は参謀としてよき関係を気付いていると思っていたがそれは一方通行の思いであった。
・殺害人数:0人
旗上忠勝
27人目の犠牲者。
最初に銃を支給された。
野球部員。滝口とは小学校の同級生でバトルロワイアルで行動を共にしていた。
しかし光子に出会ってしまったのが運のつきであった。
色仕掛けで光子迫られるが間一髪で逃れる。
その後旗上は光子に向けて発砲するがそれを滝口がかばったため滝口に銃弾が命中してしまう。
滝口を撃ってしまったショックで呆然としているところに光子にカマをなげつけられ、その後金属バットで殴られて絶命した。
最初から光子を信用できないとした彼の感は正しかった。
・殺害人数:0人
三村信史
25人目の犠牲者。
「ザ・サード・マン」と呼ばれた男でバスケ部の天才ガード。
尊敬する叔父が政府に内々に処刑されたこともあり政府を憎んでいる。
運動神経は常人離れしており、叔父に教わったコンピューターの知識を始め多方面の知識が豊富。七原とはお互いを認め合う中。
実現可能な無人島からの脱出計画を立てた人物。
<脱出計画①>
家屋に残されたパソコンを入手し、そのパソコンから生徒の首輪を管理している分校のシステムにハッキングをし首輪の機能を無効化するというもの。
この作戦がうまくいっていれば信史と豊の脱出はまず成功していたであろう。
しかし首輪には盗聴器の機能も仕掛けられており信史が豊に作戦の概要を説明したことで政府側にばれてしまい失敗に終わった。
盗聴の可能性にさえ信史が気付いていればと思うと本当に惜しかった。。
また信史は豊のことを心から信頼しており必要としていたのでこんなことをいうのは野暮な話だが信史一人であれば誰にも説明する必要がなかったのでその場合も作戦は成功していたであろう。
<脱出計画②>
脱出計画①で分校のコンピューターに侵入した時にバックアップからファイル回復をした際にウイルスが分校のコンピューターに侵入するように仕込みをしておいた。
ウイルスがコンピューターに侵入すれば自分たちを管理している首輪の機能が無効になるのでファイル回復をやらせるために政府にコンピューターが少しでも損傷したと思わせる必要がある。
そのための手段として私物として持ち込んだ起爆装置とガソリン等を組み合わせ爆弾を作ることにする。
作成した爆弾をロープウェイを利用して分校で爆発させるプランを立てた。
全ての準備が完了し、いざ作戦実行というところで飯島との遭遇があり、ひと悶着あるうちに桐山に襲撃されてしまう。
最初の桐山の奇襲で既に致命傷を負っていたがなんとか動く体に鞭をうって対峙する。
脱出計画に準備してきた爆弾を桐山に使う。爆弾の威力はものすごく分校に使用できていれば間違いなく吹き飛ばせていたが、桐山には運悪く直撃せずその後油断したところをマシンガンで撃たれて絶命する。
こうして、ザ・サード・マンと呼ばれた男、三村信史は死んだ。
バトル・ロワイアル(下)
序盤から他の生徒とは違い積極的にバトルロワイアルに参加するでもなく、あてもなく生き延びるでもなく実現可能な脱出計画を実行したのはすごいの一言。
その信史が死んだのは読者にもショックな瞬間であった。
たられば言い出せばきりがないが、盗聴器の存在に気付いていれば、一人で作戦を実行していれば、飯島と出会わなければ、桐山に見つからなければ信史の作戦は成功したであろう。
またこれほどの運動能力と知識があるのであれば超人が揃うこのクラスでなく普通のクラスであれば普通に優勝していたと考えられる。
・殺害人数:1人
飯島敬太
元渕恭一
13人目の犠牲者。
メガネの委員長。
大木が七原に殺されたのを目撃したため自分も七原に殺される恐怖から七原を銃撃しようとしたところを川田に止められたが、それでも止まらなかったため川田に銃殺された。
・殺害人数:0人
山本和彦
9人目(10人目)の犠牲者。
小川さくらの恋人。
殺し合いをすることを望まず島の北の端でさくらと待ち合わせをし二人で心中した。
・殺害人数:0人(自殺)
女子
バトルロワイアルに参加した女子生徒のキャラクターの行動まとめです。
稲田瑞穂
38人目の犠牲者。
運よく終盤まで生き残っていた電脳少女。
ナイフで桐山に襲い掛かるがあっけなく銃で撃たれて絶命する。
・殺害人数:0人
内海幸枝
31人目の犠牲者。
委員長。七原に好意を寄せている。
灯台に他のメンバーとともに籠城。
桐山に重傷を負わされた七原を灯台に運び込み治療する。
榊が七原に対して疑心暗鬼になり七原のシチューに毒を盛ったがそれを中川有香が味見して絶命したことで状況は最悪な方向に転がりだす。
お互い疑心暗鬼になったメンバー。
銃を持っていた野田聡美が次々に発砲し撃たれて絶命した。
この状況の中、不安になったメンバーをまとめていたことから相当な統率力があることがわかるが、それと同時にメンバーが増えていくほど互いを信頼するのが難しくなるということを教えてくれた。
・殺害人数:0人
江藤恵
11人目の犠牲者。
七原に思いを寄せている。
他者との接触を恐れて家屋に一人で隠れていたが光子のだまし討ちにあいカマで殺害される。
・殺害人数:0人
小川さくら
9人目(10人目)の犠牲者。
山本和彦の恋人。
殺し合いをすることを望まず島の北の端で山本と待ち合わせをし二人で心中した。
・殺害人数:0人(自殺)
金井泉
5人目(6人目、7人目)の犠牲者
町議の娘。金持ちのお嬢様。
運悪くゲームに乗った桐山と最初に出くわしてしまいナイフで殺害される。
・殺害人数:0人
北野雪子
14人目(15人目)の犠牲者。
親友の友美子と結託し殺し合いをやめるように大声でみんなに呼びかけるがそれがバトルロワイアルに乗った桐山を呼び寄せてしまいマシンガンで撃たれて殺害される。
友美子との友情には思わず目頭が熱くなる。
結果は伴わず方法も稚拙ではあったが極限状態の中みんなのことを考えて行動を起こしたという事実は立派であった。
・殺害人数:0人
日下友美子
14人目(15人目)の犠牲者。
女子ソフト部の4番。
親友の北野雪子と結託し殺し合いをやめるように大声でみんなに呼びかけるがそれがバトルロワイアルに乗った桐山を呼び寄せてしまいマシンガンで撃たれて殺害される。
結果は伴わず、方法も稚拙ではあったが極限状態の中みんなのことを考えて行動を起こしたという事実は立派であった。
殺害人数:0人
琴弾加代子
36人目の犠牲者。
茶道をやっているおちゃめな女の子。
ずっと隠れていたため終盤まで生き残っていた。
杉村と接触した際に自分を殺そうとしていると勘違いをし発砲してしまう。
しかし杉村が自分に好意を持ってくれているとしりとんでもないことをしてしまったと号泣する。
その場面に相馬光子が現れて杉村の忠告むなしく銃で撃たれて絶命する。
・殺害人数:1人
杉村弘樹
榊裕子
34人目の犠牲者。
内海らとともに灯台に籠城していた。
籠城前に七原が大木の頭からナタをぬくシーンを目撃しており七原に対して異常な警戒心を抱いていた(実際は二人でもみ合った際に事故で大木の頭にナタがささったのをぬいただけ)
七原が重傷で灯台に運びこまれた時も一人救助を反対していた。
その後回復した七原に支給された毒物をシチューにいれて毒殺しようとするが誤って他のメンバーの中川有香が食べて絶命してしまう。
その後メンバーが疑心暗鬼となり自分を除く全員が死んでしまう。
とんでもないことをしてしまったと助けようとしてくれた七原の手をひきはがし灯台の屋上から飛び降りて自殺する。
・殺害人数:1人
中川有香
清水比呂乃
22人目の犠牲者。
相馬光子グループの一人。
誰も信用することなくバトルロワイアルを戦いぬこうとする。
支給された銃で南佳織を銃撃戦で倒すもその際に左腕を撃たれ怪我を負う。
ちなみにこの銃撃戦は南佳織が仕掛けたもので清水はあくまで敵が仕掛けてきたら戦闘するというスタンスだった。
水を求めてさまよっていたところ織田と遭遇し戦闘になる。
織田は銃を持っておらずベルトで殴りかかろうとしてきたが落ち着いて銃で3発腹に命中させた。
しかし防弾チョッキを支給されていて装着していた織田は致命傷を受けておらず、油断していた清水はベルトで絞殺されてしまう。
・殺害人数:1人
南佳織
相馬光子
37人目の犠牲者。
貴子と学年1、2を争う美少女。
ゲームに積極的に乗ったのは桐山と光子の二人。
彼女の精神は歪んでしまっているが不幸な生い立ちを知ると同情できる面もある。
最初から優勝するつもりで行動しており、だまし討ち、色仕掛けなんでもありでクラスメイトを殺害していく。
女子なので戦闘能力が優れているというわけではないが持ち前の容姿と演技力、それと躊躇せずクラスメイトを殺害できる精神力を最大の武器に暗躍していく。
琴弾を銃で撃った直後に桐山に奇襲をかけられて致命傷を負う。その後も最後の精神力を振り絞り反撃するが防弾チョッキを着た桐山にはまったく通じずマシンガンで撃たれて絶命する。
みんなが少しずつ、いやはやたっぷり、光子から奪っていった。誰も光子に、与えてくれなかった。
そして光子は抜け殻になってしまった。いやしかし どうでもよかった。
あたしは、正しい。絶対、負けない。
・殺害人数:7人
倉元洋二、旗上忠勝、滝口優一郎
江藤恵、琴弾加代子、矢作好美、千草貴子
谷沢はるか
32人目の犠牲者。
内海らとともに灯台に籠城。
毒盛り事件で疑心暗鬼になったメンバーの一人野田聡美に撃たれるが、最後の抵抗ではなった銃が野田聡美に命中する。その後絶命した。
・殺害人数:1人
野田聡美
千草貴子
19人目の犠牲者。
光子と学年で一二を争うほどの美少女で陸上部のエース。
和志を壮絶なバトルの末アイスピックで殺害するも和志にボウガンで撃たれて足に傷を負ってしまっていた。
光子と遭遇した際に拳銃を持っているのを見て怪我した足で逃げるが背後から撃たれてしまう。
銃弾を3発撃ち込まれたにも関わらずその後30分程生きており、その脅威の生命力のおかげでかすかに恋心を抱いていた幼馴染の杉村とバトルロワイアルの中で再会する。
貴子はもう虫の息だったが、自分は光子にやられたこと、生き残ってほしいことを伝え、杉村から「世界で一番かっこういい女だ」と言われて最後に一緒にいてくれるのが杉村で本当に良かったと感じて2分間杉村に抱かれながら絶命した。
・殺害人数:1人
新井田和志
天堂真弓
3人目の犠牲者。
バトルロワイアル開始後すぐに疑心暗鬼になっていた赤松のボウガンでやられて絶命した。
殺害人数:0人
中川典子
39人目(40人目)の犠牲者。実際はゲームを脱出している。
ゲーム開始前に兵士の一人に撃たれて足を負傷した。
ゲーム開始時より七原と行動を共にしている。
基本的には怪我をしているため行動では足手まといになることが多いが七原の精神面のサポートをしていた。
七原と典子の二人だけでは確実にバトルロワイアルを脱出することが出来なった。
二人が脱出することが出来たのは川田に気に入られて信用されたこと、二人も川田を最後まで信用したことに尽きるであろう。
最後は首輪を川谷に外してもらい、その後坂持が乗っている船を川田、七原とともに乗っ取り脱出に成功した(川田は桐山に撃たれた傷が原因で船の中で絶命)。
その後七原と二人でアメリカを目指して旅立つ。
殺害人数:0人
中川有香
29人目の犠牲者。
テニス部のやや太めな明るい女子。
内海らと一緒に灯台に籠城していた。
しかし七原を助けたことで状況が一変する。
籠城していたメンバーの榊は七原が大木の頭からナタをぬく瞬間(のみ)を目撃しており七原にみんなが皆殺しにされると考えていた。
そのため支給された毒を七原が食べるシチューの皿にもったのだが有香がそれを味見してしまったため絶命した。
・殺害人数:0人
野田聡美
33人目の犠牲者。
内海らとともに灯台に籠城していた。
榊の起こした毒盛り事件で疑心暗鬼になりメンバー4人を次々に撃ち殺してしまう。
しかし最後に谷沢はるかが放った銃が命中し相打ちのような形になり絶命する。
・殺害人数:3人
内海幸枝、谷沢はるか、松井知里
藤吉文世
2人目の犠牲者。
バトルロワイアルプログラムの説明中に隣の席の内海に話かけようとしていたところを坂持に見られて、ナイフを投げつけられて死亡した。
・殺害人数:0人
松井知里
30人目の犠牲者。
委員長の内海らとともに灯台に籠城していた。
榊の起こした毒事件のいざこざの際に銃をとろうとしたところを野田聡美に撃たれて絶命した。
・殺害人数:0人
南佳織
20人目の犠牲者。
アイドル好きの女の子。
偶然出くわした清水比呂乃と混乱の中銃撃戦になる。
銃撃戦の最中七原の制止の声に清水と二人で気を取られたが、それを好機と見た清水が南より早く戦闘に戻り銃撃されて死亡してしまう。
七原の制止がなければ清水との銃撃戦に勝利したのは南だったかもしれない。
・殺害人数:0人
矢作好美
17人目の犠牲者。
光子のグループの一員。
恋人の洋二が光子に殺害されたことで食ってかかったが光子に銃で殺害された。
・殺害人数:0
あとがき
間違いなく最高のエンターテインメントです。
世間の噂で軽い拒否反応がある方も噂に惑わされずぜひ読んでみて下さい。