読後感が良いのが百田さんの作品の特徴です。今回はその中でも特に読後、「明日から頑張ろう」と思える作品をランキング形式で紹介します。ちょっと疲れた方、やる気が出ない方にお勧めです。
ランキング5
それではスタートです。
5位:輝く夜
読めば元気が出てくるクリスマスにまつわる5編の短編小説。出来過ぎた話が多いですが、元気がない時は出来過ぎた話が読みたくなるものです。ほろりと涙が出てきます。
あらすじ幸せな空気溢れるクリスマスイブ。恵子は、7年間働いた会社からリストラされた。さらに倒産の危機に瀕する弟になけなしの貯金まで渡してしまう。「高望みなんてしない。平凡な幸せが欲しいだけなのに」。それでも困っている人を放っておけない恵子は、一人の男性を助けようとするが―。5編の泣ける奇蹟。
4位:ボックス!
ボクシングに青春を賭けた二人の少年の話。様々な葛藤を抱えながら前に進む彼らを見ると勇気がもらえます。読後の爽やかさが抜群。
あらすじ
天才的なボクシングセンス、だけどお調子者の鏑矢義平と、勉強は得意、だけど運動は苦手な木樽優紀。真逆な性格の幼なじみ二人が恵美寿高校ボクシング部に入部した。一年生ながら圧倒的な強さで勝ち続ける鏑矢の目標は「高校3年間で八冠を獲ること」。だが彼の前に高校ボクシング界最強の男、稲村が現れる。
3位:影法師
彦四郎の器の大きさにただただ感動する話。偉大な影は何を思いどのように行動したのか。とにかく読んでみましょう。感動すること間違いなしの1冊です。
あらすじ
頭脳明晰で剣の達人。将来を嘱望された男がなぜ不遇の死を遂げたのか。下級武士から筆頭家老にまで上り詰めた勘一は竹馬の友、彦四郎の行方を追っていた。二人の運命を変えた二十年前の事件。確かな腕を持つ彼が「卑怯傷」を負った理由とは。その真相が男の生き様を映し出す。『永遠の0』に連なる代表作。
2位:海賊とよばれた男
出光興産創業者の出光佐三をモデルとした歴史小説。こんな人が日本にいたことを日本人は知っておくべきかもしれません。一見難しそうな内容に見えるかもしれないがスラスラ読めます。感動必至の1冊。
あらすじ
一九四五年八月十五日、敗戦で全てを失った日本で一人の男が立ち上がる。男の名は国岡鐡造。出勤簿もなく、定年もない、異端の石油会社「国岡商店」の店主だ。一代かけて築き上げた会社資産の殆どを失い、借金を負いつつも、店員の一人も馘首せず、再起を図る。石油を武器に世界との新たな戦いが始まる。
1位:永遠の0
あらすじ
「娘に会うまでは死ねない、妻との約束を守るために」。そう言い続けた男は、なぜ自ら零戦に乗り命を落としたのか。終戦から60年目の夏、健太郎は死んだ祖父の生涯を調べていた。天才だが臆病者。想像と違う人物像に戸惑いつつも、1つの謎が浮かんでくるーー。記憶の断片が揃う時、明らかになる真実とは。
まとめ
忙しい中せっかく読書をするなら読後は良い気持ちになりたいものです。今回紹介した作品はどれも「明日から頑張ろう」と思える作品ばかりです。
疲れた時、元気がない時にぜひ読んでみて下さいね。
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